無意識について その2

筆がノっているので続きでもw

前回は
無意識は情報処理速度が速い
ということと
そのために意識よりも先に判断を下しており、意識はそれを追従している
という話でした

ただ、断定するのは好きではないので
かもしれない
程度に思ってください

今回は
無意識がどのように形成されていくのか
ということについて考えてみたいと思います

とはいえ、例によって専門家ではありませんので
個人的な仮説です
ではつらつらと

最近、なにかと‘AIが話題になりますね
これまた私は専門家ではないのですが
機械学習について勉強していてふと思ったわけです
AIと我々の無意識は何が違うのだろうか?

細かく言えば違いはいろいろあるのだろうと思いますが
おおざっぱに言えば
過去の経験に基づいて判断する(そういう学習ロジックであれば)
という点で一緒なような気もします
何が言いたいかというと
AIを教育する感覚で自らの無意識も教育できるのではないか?
ということです

そもそも無意識には2種類あるといわれています
先天的性質 と 後天的性質 です
前者は本能とか遺伝とか言われる領域で
後者は環境やまさに経験によって育まれることです
とはいえ、現実世界というのは非常に複雑ですので
単純に 経験 といっても
過去の経験がそのまま適用できることなんてそうあることではありません
なので我々の無意識はある程度現実をモデル化して判断しているのだろう
と思います

例えば
黒い服の人は暗い性格で
原色の服の人は明るい性格
など、服の色 と その色からくるイメージ と 対応する性格
ということが関連すること、またそれぞれの分類や対応関係
などをモデル化しているわけです
いわゆる
アンコンシャスバイアス
の原因となる機能ですね

これらは先天的なものは少ない
(実は先天的なものもあると思いますが、区分けすることは非常に困難)
ので、
過去の経験、環境によって形成されるというわけです

そして、問題なのが
このモデルが いつ どのように 形成されたのか
本人すら把握することは困難だということです

アンコンシャスバイアスが問題になっていることからも
これを一つ一つ解明していることがどんなに難しいことかわかると思います

しかし、こう考えることもできます
我々の無意識(の判断ロジック)というものは
実は意識できない非常に小さい経験や情報でも学習に活用している
ということがわかります
これはすごいことです

失敗は成功の母
なんでも挑戦してみることが大切だ
努力は報われる
かわいい子には旅させろ
無駄な努力なんて一つもない

まあまあ挙げればきりがありませんが
挑戦や経験を称える言葉というのが世の中には一杯ありまして
いわれてきた側としては若干うんざりしている気持ちもありましたが
いざ、子供にいう立場になって
実は 無意識 の経験には非常に重要なことなんじゃないか?
と思うようになりました

少なくとも
我々に搭載されている無意識というAIは
失敗したとしてもその経験から
何かしら学習してくれていることでしょう!!

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