noteを通して克服したい"思考のクセ"
私は公認会計士を目指していたことがある。
「公認会計士を目指すので仕事辞めます!」
と言って、いきなり5年勤めていた会社を辞めた。
勢いで飛び込んではみたけれど、
そこは私が経験したことのない世界だった。
一緒に勉強している人たちは、仲間でも友達でもなんでもない。
自分が蹴落とさなければならない、ライバル。
教室にいるのは、超優秀な人たちばかりだった。
私ががんばったところで、太刀打ちできる相手ではないと思った。
私はまぎれもなく劣等生だ。
大企業の有期雇用社員になった。
日本有数のデベロッパーである。
これまで中小企業で正社員OLをしたことはあったが、
「大企業ってどんなだろう?」と思ったからだ。
私はグループアシスタントとして先端技術を調査する部署へ配属された。
同グループの社員はといえば、東大卒、京大卒…。
それがその会社ではいたって普通のことだった。
分からないことがあるたび、周りは手を差し伸べてくれた。
「どうしようどうしよう…。」困っていたことを打ち明けると、
ヒトコトで解決してくれた。
なんだろう…このそもそもの地頭が違うかんじは。
責められるわけでも、罵倒をあびせられるわけでもない。
でも自分の無力感に、これ以上は耐えられない。
noteを始めた。
noteでいろんな人の頭の中をのぞきに行けることが楽しい。
その一方で
「この文章すごい!早い段階から収益化もしてる。私もゆくゆくは収益化したいけど…いくらやったってこの人みたいには書けないだろうな。」
「こんなにフォロワーさんがたくさん!スキもいっぱいだ。それに比べて私の文章って…才能ないんだろうな。」
もう劣等感がわいてきてしょうがない。
これは私の思考のクセ。
良くないクセだ。
新しいことを始める時、周りのすでにできている人たちを見て落ち込む。
ちょっと前から薄々気づいていた。
幸い今回は、noteを投げ出す前に自分の思考のクセに気づけた。
「あ~出た出た。またいつもの悪いクセだ。」と気づけたぞ。
私はnoteを通してこの"思考のクセ"を克服したい。