超合金の翼を持つもの
日食はなんだか祭りのようだった。
曇っていたので、欠けてゆく姿を見ることはできなかったけれど、夕焼けはとても美しかった。
西の空が真っ赤に染まって、祭りのクライマックスを迎えているようだった。
この日のパランのヘリアカルセッティングは、アルクトゥルス。
この時、扉が開いていたんだろうな…。
関わってくれている存在に、導きと守護の感謝を贈ってから、今日の探索をはじめた。
✴︎✴︎✴︎
天の父のところへ行った。
するとすぐに落ちた。そしてまたすぐに浮上。
これを何度も繰り返している。
前にもこんなことあったな…と思いながら、引いて映像を見ようと思った。
まるでピストン運動。そしてその行為が周辺に渦を作り出している。
動きはじめた渦が見える。
ジャッキを押す作業が父の元へ通うことで、それが周辺に渦を作り出すことに繋がるのか…。
地の母のところへ行く。
会話をしている映像が見える。けれど言葉は聞こえてこない。
思いも伝わってこない。映像を見ているだけだ。
ひとしきりやりとりがあって、母は泣いている。それを慰め抱きしる。
そして別れを告げて、エレベーターに向かう。
何があったと言うのだろう?
✴︎✴︎✴︎
入る時に守りの天使を意識した。敬礼!
笑顔を返してくれたように感じて嬉しかった。
白い光に包まれて通路を通る。
そして上昇して行く感覚がある。
今日はどこへ行くのかな?
この通路を移動する時間は、同調作用だと学んだ。
行くべき世界に馴染むための調整作業。
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