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出産とお金01∣帝王切開いくら払っていくら戻る?

 2024年春に長女を出産しました。

 妊婦検診ではいつも「順調です!」と言われ、私も特に質問するような症状もなく、毎回エコーを楽しみに待っている幸せな妊婦生活。
 無痛分娩ができる病院を探して、世田谷区の成城マタニティクリニックで出産することを決めた。決め手は、先生が総合周産期母子医療センターでご勤務されていたことから経験豊富で安心できると思ったこと!
 そのほか、全部屋個室なこと、食事がおいしそうだったこと、世田谷区のなかでは比較的良心的な値段設定だったことです。

 妊婦検診を受けたある日、「逆子ですね!」と言われてびっくり。それまで何も言われなかったし、この日はもう29w5d。
 お腹もまあまあ大きくなってきてて、毎日苦しい苦しいと言いながら生活していたくらい。「もう戻らんのとちゃう…?」としか思えなかったけど、病院から言われた通り逆子体操を続けたし、お灸もやってみた。
 結局頭は下にならず!36w2dの診察で、帝王切開になることが決定…。

 それで、帝王切開での出産だと「医療行為」になるので出産費用がいくらか安くなるという情報を得た。
 でも具体的にいくらだったか報告するブログは1個か2個くらい。私はめちゃめちゃ気になってブログを探しまくっていたので、そういう人のためになったらいいなと思って、いくらかかったかの詳細を公開します。

 ちなみに私は私学共済の加入者で、給付のタイミングや金額などもそれに準じています。当然、加入している共済が異なればそれらも異なるので、参考程度に見てください。
 また、同じ病院で出産する妊婦さんも、診療報酬の改定や個人の状況などで全く同じにはならないことをご理解ください。

1. 帝王切開の総額と内訳

 結論から。予定帝王切開、出産児1人、入院期間8日で総額は916,010円でした!

 ちなみにホームページに書いてあった料金は下記の通り。

成城マタニティクリニックホームページより

 内訳については不特定多数が見れるのは良くないと思うので有料ページに載せておきます。

2. 入院中に行ったこと


1) 分娩、入院、部屋代など入院に関する基本的な料金以外に私にかかっているお金について。
 出産後のロキソニンと麻酔、入院セット、お祝い膳、文章料…かな?
 ロキソニンは1日4個を出産後4日目くらいまで飲んでいたと思う。手術後の麻酔は出産した次の日の午後に外した。
 入院セットは、病院が用意してくれているもので、前開きガウン、血栓防止靴下、歯磨きセット、産褥パッド大中小、母乳パッド、産褥パンツ2枚、授乳用ブラジャー1枚が入っていた。
 お祝い膳は私の分は1回の食事代に含まれているので、追加費用は夫の分。入院中の食事は部屋で1人でとっていたので、久しぶりに2人で食べることができてよかった。
 文章料は、会社に提出する出産手当金の書類に記入してもらうためのもの。
 これ、病院は悪くないけど、制度に異議あり!!!!
 この書類を提出するときは母子手帳の出産に関する情報のページもコピーして提出しているのに、さらに医師に記入を求めるのは無駄では?!
母子手帳の出産に関する情報が書いてある医師の署名で代用してほしい!

2) 子どもにかかったお金について。
 
新生児聴力検査、投薬、退院後のケイツーシロップ…?
 うちの娘は目ヤニがすごく出てて、「さっそくなんか感染した?」と不安だったので小児科医の診療の日に相談したところ、「涙腺が細いから涙がちゃんと出なくて詰まってる」ということで目薬を投与されて終わり(笑)
 目頭をマッサージしてたら涙がちゃんと出るようになって症状も改善!
 そして、退院後に飲むケイツーシロップも退院時の支払いに含まれている。

 1)と2)に書いたのは、これも入院料のうちにはいるとは盲点だったもので、実際の入院診療費明細書はもっと細かくたくさんの項目が書いてあります。

3. 帝王切開の費用はいついくら戻ってきたのか


 まず、総額は916,010円でしたが、そこから出産育児一時金の500,000円を差し引くので、窓口での請求額は416,010円です。

 私の場合、高額療養費の申請をしていなかったので、これをまるっと支払いました。※実際には分娩予約金として25万円を事前にクリニックに預ける仕組みなので、窓口で必要な現金は166,010円だった。

 以下、戻ってきたお金とそのタイミングです!

1) 医療保険
 私は私学共済の保険に入っていて、これは不妊治療の採卵のときから効力を発揮していた!少ない掛け金でなかなかいい仕事をしてくれていて、すでに支払った保険料以上のリターンがあったので満足している。
 保険金の支払いをスムーズにできるように入院前に保険金請求書をゲットしていて、退院した次の日には書類をすべて揃えてポストに投函。
 そしてその20日後!190,000円+20,000円の合計210,000円が入金された!!
 早い!190,000円の内訳は下記の通りですが、+20,000円の内訳はわかりません。
<内訳>
【入院】
女性疾病入院…40,000円(5000円×8日)
疾病入院支援…20,000円(1か月)
疾病入院初期費用…30,000円
【手術】
疾病手術…50,000円
女性疾病手術…50,000円

 ただしこれは、なんのコースに何口申し込んでいるかによって支払われる金額が異なります。

2) 高額療養費
 これは出産から3か月後の給料日に所属大学を通じて、84,582円が口座に入ってきた。
<内訳>
高額療養費…24,682円
一部負担金払戻金…55,900円
入院付加金…4,000円

3) 出産費付加金(出産祝い金?)
 これはおそらく、私学共済の出産祝い金だと思われる。2)の高額療養費と合わせて口座に振り込まれた。ちなみに金額は50,000円

4) まとめ 最終的な出産費用
 さて、予定帝王切開での出産費用は、最終的にいくらだったか。
請求額 916,010円
出産育児一時金 ▲500,000円
医療保険 ▲210,000円
高額療養費 ▲24,682円
一部負担金払戻金 ▲55,900円
私学共済入院付加金 ▲4,000円
私学共済出産費付加金 ▲50,000円
→最終的な出産費用は71,428円

以上です!

 東京の産院の出産費用は高額なので、首都圏外での出産なら最終的な出産費用はもっと安く済んでいたと思う。
 出産が医療行為ではないということに驚くけど、最終的な出産費用がこのくらいなら、堅実に貯金してきた身としては許容範囲!

 ちなみに、帝王切開の傷跡は真っ直ぐ!きれい!これは完全に医者の腕にかかっているので、先生に感謝してます。

 ということで、帝王切開は結局いくらかかるんや!というお話でした。内訳が気になる方は以下からどうぞ。

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