インターネット投票は実現するのか?不在者投票を行ってみて考える#13
おはようございます!
一昨日は衆議院議員選挙、みなさんは選挙に行かれたでしょうか?
投票率は54%弱、国政選挙であることを考慮すると低い投票率です。
インターネット投票に関する話もちらほら出ていますが、現状の選挙は想像以上にアナログで行われています。
「選挙はアナログ」、今回の選挙で不在者投票を行ってこのことをつくづく実感しましたので、アウトプットしておきます。
不在者投票とは
今回の選挙、私は仕事の都合で遠隔地にいたため、郵便を使って投票用紙を取り寄せて滞在地で不在者投票を行うことにしました。
私が行った不在者投票の手順
私が行った不在者投票の手順は次の通りです。
1は投票日の1週間前、2は投票日の前日に行いました。
マイナンバーカードを使用してオンラインで投票用紙を取り寄せます。取り寄せ請求を行ってから4日後、滞在地に選挙用紙セットがレターパックで届きました。また入れ忘れたということで、立候補者と政党名が書かれた紙が速達で追加で送られてきました。
投票用紙を持参して滞在地の選挙管理委員会に出向き、投票用紙に記入します。選挙管理委員会では職員2名が立ち会い、目の前で投票用紙セットを開封して各投票用紙に記入するように案内してくれました。記入済の投票用紙を自分で封筒に入れて封をして、職員の方に手渡します。
その後、投票用紙は居住地の選挙管理委員会に郵送されて開封されると説明を受けました。職員の方から、「今回は投票締切(投票日の18時?19時?市町村によって異なる)に間に合わないと思うが、斜里町(私の居住地)まで速達で郵送します」と伝えられました。
ここで、「えっ!」となりました。そうです、私の1票は間に合わないということで無効票になることが判明したのです。
郵送で送られてきた投票用紙を再び郵送で送り返す、これが滞在地で投票を行うときの手順でした。当然の如く、郵送なので遠方に居ればいるほど日数はかかります。今回の場合は、投票用紙の取り寄せに4日、記入後の投票用紙の郵送に4日、最低でも計8日間程度を見込んでおかなければなりませんでした。
期日前投票と同様、前日までに行えばよいのだと勝手に思い込んでいました(滞在地の選挙管理委員会で開票、その結果が居住地に伝えらえるのかと思っていましたが、これは勘違いでした!)。
選挙はアナログで行われている
今回、投票用紙の取り寄せはオンラインで行うことができました。
しかしながら、紙に記入して紙を送り返すというその後の流れは、”超” アナログで昭和感いっぱいな仕組みでした。
不在者投票を行うことで、「選挙はアナログ」、これを痛感したのでした(開票作業も人手を使って行っているので、あたりまえといえばあたりまえですが、もうすこしシステム化されていると勝手に考えていました)。
不在者投票を行う際は十分な時間的な余裕を持って行う、これが次回に向けた反省となりました。
インターネット投票
調べてみると、インターネット投票の検討も進んでいるようです。
すでにマイナンバーカードがあるのだから、当然と言えば当然、ぜひともインターネット投票を実現させて欲しいものです。
インターネット投票によって、利便性は大きく向上します。若者の投票率の向上や選挙コストの削減にもつながります(投票用紙の印刷が不要になる!)。
不在者投票もラクラク、今回の私の不在者投票にかかった郵送の経費も丸々カットすることができます(今回の往復郵送代はおよそ1500円強)。
インターネット投票にはセキュリティ面での課題も多く、情報漏洩や不正投票を防ぐ技術の確立が求められます。またデジタルに不慣れなお年寄り対策も必要です。これらの課題を乗り越えて、ぜひともインターネット投票を実現して欲しいものです。
なにやら政局は混迷していますが、無事に選挙は終わりました。
選挙の立会人や開票作業に携わった方々、土日なく働いていた公務員のみなさま、本当にありがとうございました&お疲れさまでした。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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