秩父今宮神社
こんにちは白山大地です。
前回、秩父神社のことについて書きました。この秩父神社では、近くにある今宮神社のご神水の授与を受けて御田植祭が斎行されます。今宮神社では、古来より神奈備山である武甲山の伏流水が湧き出ていて、龍神池が出来ており、このお水が秩父神社へと授与されるのです。
今宮神社によると、龍神が祀られるには、「三つの条件」があるそうです。一つは、霊山があること。(それが武甲山です)。二つめは、近くに岩洞もしくは樹洞があること。(今宮神社には、洞を持つ大ケヤキがあります)。三つめは、湧水があること。(龍神池があります)。
つまり、今宮神社は、三つの条件を充たし、ご龍神が降臨されているのです。境内にある大ケヤキの前に八大龍王神を祀る小さなお社が建てられています。その横には、次のような内容を記した立て札が立てられています。
『今宮神社縁起によればこの社には奈良時代より八大龍王神と宮中八神が祀られていました。この大けやきには空洞があり、昔から「洞木(どうぎ)」と呼んで、龍神の棲家(すみか)であると云われてきました。
平成三年十二月三十日、元旦祭の準備のため、数名の氏子たちが社殿の清掃をしていたときのことです。奉安してあった御神体(龍の彫り物)を浄めようと社殿の前に出すと、突然、周囲に突風が舞い上がり、竜巻となって、御神体は大空を駆け上り、やがて大けやきの空洞のあたりに消えていきました。そこに居合わせた宮司も氏子も一斉におどろきの声を上げたということです。一時三十分のことと社誌には記されています。
それからこの大けやきを「龍神木」と呼んでいます』
このことは、神社のホームページにも記されていますので、ご確認ください。なお、毎年、フクロウがこの空洞を使って子育てをしているそうです。
私は、その日、秩父神社から今宮神社に向かいました。そして、今宮神社には、やはり、ご龍神がいらっしゃると確信した次第です。
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