元津神と中津神
こんにちは、白山大地です。
ここで、元津神(もとつかみ)と中津神(なかつかみ)について考えてみましょう。元津神は、宇宙を孕んだ神です。そして、中津神を生みました。いや、中津神だけではありません。私たち、人の魂も生んだのです。ですから、私たちの魂には、元津神のカケラ(一厘)が内蔵されています。
中津神は、宇宙を物質次元(三次元)で創造しました。人の肉体を創ったのも、中津神です。しかし、魂は元津神。つまり、人は、元津神と中津神の合作といえるでしょう。
霊界は、中津神が創りましたが、死者が行くとされる幽界を創ったのは、実は、人の想念です。
たとえば、同じ死後の世界を夢想する宗教団体の人たちは、同じ幽界を創造して、死後は、魂たちがそこで共同で存在(生活)しています。霊視した方によると、魂は満足しているようです。
もちろん、幽界ではなく、霊界へ直接行く魂もあります。
なぜ、幽界を創ることができるのかというと、私たちの魂には、元津神の一厘が入っているからです。
「神人合一(しんじんごういつ)」という言葉があります。人と神様とが一つになるという意味です。何をもって合一したといえるのか、人によりその捉え方は様々でしょう。仏教でいえば、「即身成仏」も同じ概念だと思われます。それにより「悟り」の深さが変わります。
また、その神様がどのような神様なのか、宇宙の創造神なのか、大日如来なのか、あるいは、○○の神なのか、それによって「悟り」の種類が違ってきます。
一番いいのは、私たちの魂がもつ自分になかの元津神と一つになることでしょう。それが本来の「神人合一」だと、私は思っています。
元津神が自分のなかにあるのなら、もともと合一しているのではないかという考えもあります。確かに、論理的に考えればそうですが、実際はそうはなっていません。それは、私たちの魂が元津神の一厘を封印しているからです。