三種の神器

こんにちは、白山大地です。
 天皇は、その証として「三種の神器」をお持ちです。すなわち、八咫鏡(やたのかがみ)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)、草薙剣(くさなぎのつるぎ)の三種です。鏡と珠と剣です。
 しかし、鏡と珠と剣をもっているのは、天皇だけではありません。私たち一般人も持っているのです。鏡は、目には見えませんが、胸のところにあります。心の鏡です。「胸に手を当てて考える」という言葉がありますが、胸に手を当てれば、鏡に映った映像を手のひらが感じ取ることができます。
 珠は、御魂(みたま)のことです。魂そのもの。勾玉は、胎児の形と言われていますが、本当は、真ん丸です。いびつに成長したから、真ん丸でないだけです。丸い玉の大豆が、水を吸うと腎臓のような形になるのと同じです。本来の姿に戻せるよう、御魂磨きが必要なのです。
 剣は、言霊(ことだま)のことです。言葉一つで、相手を不幸にも、幸せにもすることができます。死に追いやることすらできます。言霊に力を発揮させるには、言葉(口)と気持ち(心)と行動(行い)を一致させること。
 どこかの国のトップのように「言行不一致」だと、言葉は力を失います。剣が錆びてしまうのです。
  人を不幸に陥れれば、心の鏡が曇ります。
 そうならないよう、普段から、言葉を注意深く使いましょう。嘘をつかない。出来ない約束はしない。それだけでも魂は磨かれていきます。

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