マコトの真釣り
こんにちは、白山大地です。
さて、前回、火と水の御ハタラキについて紹介させていただきました。今回は、まずは、お土の御ハタラキを『火水伝文』から確認したいと思います。
お土の御ハタラキは、火と水のマ釣り結んだ素型を、スクリと真すぐに立てるハタラキでした。真中の御ハタラキです。万象万物を【産む】御ハタラキです。
火と水をマ十字に組んだ真中を中心に、火はヒダリに水はミギリに、それぞれ逆に回ろうとする力を真釣って、万象万物を産み出します。尊き力の座すところであり、力のお宮でもあります。
「スミキリて、結ぶ響きが救世の、こ度に鳴り成る神響き。こ度を救う要石。真釣るお宮の要石。汝を救うが汝の真中のお宮でござる」と『火水伝文』にあります。
「口・心・行」では、「心」がお土の力の御ハタラク御座になります。
実は、私たちは、このお土の御ハタラキを忘れていたようです。火と水で「火水(かみ)」ですが、火と水の間には、「土」の御座があるのです。神の御ハタラキは、このお土の座から産まれます。
たとえば、「霊主体従」言いますが、本来は、「霊主心従体属(れいしゅしんじゅうたいぞく)」です。「火主土従水属」と書いて、「れいしゅしんじゅうたいぞく」と読むこともできます。
私たちには、「真中」があるのです。「心スミキラねば口にマコト立たず、行い偽りに結ぶ」そうです。
私たちの真中は、火水の無限絶対力徳を顕じる大事なお宮なのです。スミキリてあれば、元津神と共鳴りする響きのお宮です。これまでは、それが隠されていたということでしょう。
心をスミキラせなければ、私たちは、「神」とは成り得ません。
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