大峠が果たす役割
こんにちは、白山大地です。
「大峠」とは、全人類が、囚われ積んだケガレを、一点の曇り無きまで払い清める神仕組みのことです。このケガレは、魂のケガレのことですから、死ねば終わりというわけにはいきません。「死して逃れんと欲せしも、異界にて万倍の地獄飲まなならん」と『火水伝文』にはあります。
どうしてこのような神仕組みが行われるのかというと、「この度は地球最後の転生の時、天意転換の時」だからだそうです。「地球の転生」「天意転換」とありますが、具体的な記述は『火水伝文』にはありません。
おそらく、破棄された『下つ文』に述べられていたのでしょう。我空氏のお話では、「宇宙の出産」ということでした。
この大峠を乗り越える手段が、「三真釣り持ち行く」ことです。「汝の真中の一厘に、三真釣る行にてマコト出し、透け切る心に火を立てて、真中と一如に共鳴れぱ、勝てる戦にあるなれど、汝のメグリ必ず暴れるから、一厘のマコト余程しかりご守護なさなば危ういぞ」とあります。
「こ度は汝等お一人お一人が、自ら三真釣り持ち行き少しでも、清まりマコトを出す事が、こ度の仕組みの要にて、外すは適わぬ事にてあるのじゃ。こをどうありても解りて下されよ。三歳苦難のタテカエ申すは、神々含む汝等を、一挙に一度に清める事にてござるのぞ」と、何度も繰り返し述べています。
さらに、「悪を使うて悪を払うお仕組みなれば、そがために九分九厘までは悪神に、勝ちを持たして上くるのじゃ」とあります。
日本でも世界でも、地震、台風(ハリケーン)、洪水、火山噴火など、自然災害が猛威を振るっています。
大峠はすでに回避したという書もありましたが、私には、そうは思えません。私たちの魂が一点の曇りがないほど払い清められたとはとても思えないからです。
世界を見れば、大きな戦争が起きています。戦争は、どちらが正義なのか、表向きの報道ではわかりません。いや、そもそも、どちらが善ということもないのでしょう。まさに、「悪を使うて悪を払うお仕組み」と思われます。
世界平和を祈ることも大切ですが、私たちがまずしなければならないのは、自分の魂のお掃除ということでしょう。