身魂(みたま)の磨き方
こんにちは、白山大地です。
大峠をやり過ごし、晴れて新しい地球で暮らすには、ご自身の身魂を磨くしかありません。もう、磨けているという人は、心配はいらないでしょう。
しかし、まだ不安が残るという人のために、もう一度、身魂の磨き方をまとめてみます。
まずは、身欲を控えることです。食欲、性欲、睡眠欲は、生命にとって必要な物ですから、なくすわけにはいきません。しかし、肚八分目に抑えるなど、過度の欲望は、控えた方がよさそうです。
また、金銭欲、出世欲、保身はなおさらです。もちろん、今の世の中、お金がなくては、生活できないのは事実です。だからといって、犯罪に手を染めたり、金儲けばかり考えているというのは、論外でしょう。
一番難しいのは、保身です。自分を守る防衛本能は、だれでももっています。自分だけが助かりたいという保身は、なるべく控えたほうが無難です。特に公の立場にいる人は、地位にしがみついて保身が強くなりがちなので注意が必要です。
要は、身欲を「真中」に据えないことです。万物万象を生み出す真中に身欲を入れてしまったら、生み出したもの総てに身欲が入り込んでしまいます。これでは末は滅ぶしかないと神は伝えます。
そして、それには、「我」を失くすこと。我はあっても、なくても困るといわれています。火水伝文には、こうあります。
「〔我〕申すは、汝等生来の色にござるのじゃ。色の響きざ申してもよいぞ。元々のものなれば『我善し(われよし)』思うも『我悪し』思うも、偏りたるハタラキの顕れにござるを知りて下されよ。〔我〕に元々善悪は無いのであるぞ」。我に振り回されるのではなく、我を律するのが正しい在り方なのです。