保身が国を危うくする

 こんにちは、白山大地です。
 魂をきれいにするために、一番心掛けなければならないのが、身欲・保身を控えるということです。欲望も保身も肉体がある以上必要なものですが、まさに、過ぎたるは及ばざるが如しなのです。
 とくに、地位や名誉やお金が溜まると、それを失いたくないばかりに保身に走ってしまう。結局、魂が汚れて元も子もなくなってしまうのです。
 保身の恐ろしさを如実に語っているのが、森永卓郎さんの本です。先日、『書いてはいけない/日本経済の墜落の真相』(三五館シンシャ)を読みました。ネタばれで申し訳ありませんが、日本の経済が悪化した原因は、為政者の保身が原因でした。森永さんは、次のように解説します。
 日本経済が大きな転換期を迎えざるを得なかったのが、「日本航空123便の墜落事件」でした。この飛行機が墜落したのは、圧力隔壁が修理不全で損壊したからではなく、自衛隊機が撃墜したからだというのです。
 最初は自衛隊員のミスでした。このミスを認め、すみやかに対処していればあのような大きな被害はなかったかもしれないといいます。しかし、自衛隊の上層部および当時の政府は、それを隠すことにしました。自衛隊に大きなミスがあってはならない。秘密にすることが国益を守ることになるという大義を掲げ、隠ぺいが行われたようです。
 しかし、それは逆でした。結果として、520名の命とともに日本経済が墜落したのです。つまり、国益を守るということは、言い訳に過ぎず、ようは、自分たちの保身なのです。今の、裏金問題を見てもわかります。誰も真相を話しません。これもすべて保身によるものです。
 ではなぜ、日航機の事件が日本経済を揺るがすことになったのか? それは、アメリカに隠蔽を知られてしまったからです。いや、アメリカの協力があって隠蔽が可能になったといってもいいでしょう。借りを作ったのです。
 そのために、以後日本は、アメリカのいうことを聞かざるを得なくなりました。そして日本の優良企業はつぶされ、資産は、ハゲタカファンドにたたき売りされたのです。
 これは、もちろん、森永さんの推測も混じっていますが、私は真実だと感じています。皆様も、ぜひ本を御覧なってそれをお確かめください。

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