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【読書メモ】ドラゴンバスター(井沢元彦)
ファミコンゲームのノベライズのようです。小学生向けのようで、漢字にルビが振ってあって行間広め。そして何といっても内容が分かりやすい。コレ、トッテモトッテモ重要ネー。
プロローグと1~17章で構成されてます。このページではプロローグと1章のみ、あらすじと感想を書きます。
プロローグ
ドラゴン王国は魔力を持つドラゴン族に支配され、人間は奴隷として働かされていた。ドラゴン王と宰相ウィザード率いるドラゴン軍はモンスターを操り、圧倒的な強さだ。特に炎の球での攻撃は、人間にはとても太刀打ちできなかった。ドラゴン族に支配される以前にこの土地を守っていたローレンス公は、ドラゴン族に殺されている。今、ローレンス公の息子と7人の騎士がドラゴン族に立ち向かう。敵に炎の球を乱発させ、自分たちはひたすら避ける。そうして敵の体力を消耗させたところを攻撃する。これが彼らの作戦だった。これがうまくいき、ドラゴン王を倒した。次は宰相のウィザードだ。相手をするのはクラウスとキリオンだ。頭の良いウィザードにはこの作戦を通じなかったが、剣技で勝つことができた。ウィサードを追い詰めたがとどめは刺さず、「降服しろ」と持ち掛けた。が、「復讐してやる」と捨て台詞を残して逃げてしまった。観衆は熱狂し、ローレンス公の息子を国王に、との声を受け、王に即位した。
ゲームをやったことないので、世界観が合ってるか不明です。「ドラゴン王国」というぐらいだから、ドラゴン族が支配するのはそんなに違和感ないのでは?と思うのですが。ドラゴン族に支配されてから、ドラゴン王国って名になったんでしょうか。ねぇ。
1章
ローレンス公の息子が国王になって15年。ドラゴン族は現れなくなり、平和が戻った。そんなある日、クロービスという少年と仲間のラルフ、セロンが、麦畑の小屋に油をまき火をつけた。中には大切な麦の束が入っていた。大地主マグナスを見返してやるためだ。強欲で弱い者をイジめ、女に目がない彼。ラルフの母に金を貸し、返せないとなると脅して言うことを聞くように迫ったのだ…
クロービスは、プロローグ章で宰相ウィザードと戦ったクラウスの息子という設定です。どうやらこの人が主人公っぽいです。