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【読書メモ】ムーミン谷の十一月(ヤンソン)
鈴木徹郎 訳
全21章あります。第1章「スナフキン、旅に出る」のみ、あらすじと感想を書いておきます。
あらすじ
秋のある日、テントの中で目覚めたスナフキンは「旅に出たいな」と思い、テントを持って旅に出た。
一人暮らしのフィリフヨンガが住む谷にやって来た。自分勝手な暮らしをするのがフィリフヨンガの特徴だ。あるフィリフヨンガの家の前を通ると、家は戸締りされていて、庭には何もなく空き家のようだ。冬支度のため、持ち物を身の回りに置いて、家の奥に閉じこもっているようだ。
秋になると、旅に出るもの、残るものに分かれる。スナフキンはムーミン谷のことやムーミンたちのことを思い浮かべた。手紙を置いていくのを忘れたが、「春になったら帰ってきます」と内容はいつも決まっているから大丈夫か。
入江のほとりにやってきた。家が密集していた。ここには残ることにした人たちが住んでいる。ヘムレンさん、ミムラねえさん、ガフサも住んでいた。誰とも話したくなかったスナフキンは、家のそばを静かに進んでいった。ヘムレンさんのヨットがあった。ヨットの中にちびっこホムサがいた。スナフキンはさらに進み、森のジャングルに突き進んだ。
なんという詩的な内容。スナフキンの取り留めもなさが好きです(?)。フィリフヨンガは何者?種族名称なのか、固有名詞なのか謎ですが、多分前者。全編、こんな感じでスナフキンの旅の様子が綴られてるんでしょうか。待て次号(ない)