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【漫画メモ】オルフェウスの窓 5(池田理代子)
※タイトル画像は切り貼りしてます。
愛蔵版で読んでます。コミック5巻「ユリウスの秘密」に当たる部分のあらすじと感想を書きます。あらすじはざっくりですが、最後まで書いてます。感想もネタバレ注意です。
あらすじ
妹のフレデリーケが倒れたことで、イザークは酒場のピアノ弾きの仕事を増やしていた。そのことでピアノの弾き方が変わってしまい、降誕祭でのイザークの演奏が取り消されてしまった。
イザークは酒場でロベルタと知り合った。彼女はイザークを気に入ったようだ。一方、イザークの教え子のカタリーナも彼のことを想っており、甲斐甲斐しくフレデリーケの看病をし、逆プロポーズまでするが断られてしまう。
クラウスが退学願を出し、ロシアへ帰っていった。ユリウスは追いかけ、一緒にロシアへ連れて行ってほしいと訴えたが、「女には無理だ」と断られてしまう。女であることを知られていたことに驚くユリウスだった。
クラウスらがドイツでアジトにしていたのは、元フォン・ベーリンガー氏の家だったが、クラウスらが帰国したことでモヌケの殻になり、競売に出されていた。そのことをアネロッテに知らせたのはヨアヒムで、彼はアネロッテの実兄だった。しかし彼もまた、何者かに殺されてしまう。ユリウスがヨアヒムの家に侵入したときには、死体の傍にヤーン先生を殺害したときのペーパーナイフが置いてあり、驚くのだった。そこへ帝国警察の者がやってきて、犯人だと間違えられたユリウスは撃たれてしまうが、顔は見られずに済んだ。
撃たれて怪我をしたユリウスは、助けを求めてイザークの家を訪れる。ユリウスの召使いのゲルトルートもたまたま来ていたが、ユリウスを医者に診せたことで女だとバレてしまう。直後、ゲルトルートは飼い犬に噛み殺されてしまうのだが、ユリウスの秘密を知ったことと関係があるのか?これは暗殺なのか…?
ゲルトルートの死に際し、アーレンスマイヤ家は呪われている、ユリウスらの父親がビスマルクのもとで働いていたせいだと噂されていた。これを気にしたのはユリウスの母で、手掛かりを求めて亡き夫(ユリウスの父)の日記を漁るが、アネロッテが生まれた頃のページが破られていたことに不審感を募らせるのだった。また、ヴィルクリヒ先生がアーレンスマイヤ家への復讐を企んでいて、ユリウスが巻き込まれるのではないかと心配し、彼と会って話し合うことを決意する。
ヴィルクリヒ先生は、フォン・ベーリンガー氏の息子ではないかと推測されていた。氏はバイエルンの上院議員で、ドイツ統一に反対を唱えていた。しかしビスマルクがドイツを統一し、ベーリンガー夫妻がスパイ容疑で逮捕されると、夫妻らがこれに抵抗し、殺されてしまった。このとき夫妻には5歳になる男の子がいた…
感想
だんだん話がややこしくなってきました。読んでるときは理解できますが、後でまとめるときに時間がかかってしまいます。
"アネロッテの兄"という爆弾発言をひっさげて、センセーショナルに登場したヨアヒムですが、一瞬のうちに死んでしまいました。ユリウスのペーパーナイフが落ちていたことも謎です。
また、フォン・ベーリンガー氏(ヴィルクリヒ先生)とアーレンスマイヤ家(ユリウス)が対立関係にあったというのがはっきりしてきました。ビスマルクやドイツ統一の辺りの歴史をあまりよく覚えてないので、この辺は要学習です。
あ、ゲルトルートは嘘の付けないタイプですね。あの調子でいけば、ユリウスが女であることが周囲にバレるのは時間の問題だと思いました。