【漫画メモ】戦えナム(ジョージ秋山)
この本、ずっと探してました。きっかけは「監督不行届」。エヴァの庵野監督の生態を妻視点で描いたおもしろエッセーです。この漫画にチラっと出てきた「戦えナム」、これ読んで以来、気になって消極的に探し求めていました。
ジョージ秋山先生の作品は古本屋に行けばけっこうあるのですが、戦えナムだけは見つからない。上野の国際子ども図書館に行くしかないかなぁと思い、実際行きましたが、別の本を読みふけってしまいタイムアウト。
それから12年。いつの間にか世は電子書籍全盛期に。様々な古書が復刻される中、戦えナムも復刻。即購入しました。そして、手に入れたことに安堵し、読まないまま早3年(え゛)。先日、ジョージ秋山先生が亡くなりました。そういえば戦えナム…と思い、やっと読みました。
哲学で始まり哲学で終わる。圧倒的な強さで、弱きを助け強きを挫く。本名、アレキサンダー南無。中盤で極度の女性恐怖症という弱点が判明し、キャラ立ちしました。序盤で出てきた、やたら強そうな剣士の男(ナムを斬るのが俺の生き甲斐、楽しみは後に取っておくタイプ)との決闘が最終話で果たされるのかと思いきや、この男はいつの間にか消えてました。
最後はズンジャジャズンジャジャのBGMと共にどこかへ去っていく…。
「食の軍師」というか、力石徹のテーマで脳内再生して良いものかどうか。
全2巻読んだ後に「監督不行届」を読むと、より面白さが理解できました。でも、気になってた「鷹の舞」なる技、作中に出てこなかったな…と思い、よく読んでみると、「教祖タカハシ」という漫画の方でした。次はこれを消極的に探します。
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