子宮頸管縫縮術その後。ついに縫縮糸の抜糸。
妊娠中期に子宮頸管無力症と切迫流産と診断され、自宅安静と入院手術をしました。
その後一時的に安静解除されるも、結局また自宅安静に。
ここまでの経緯は↓こちらをご覧ください。リンクをまとめています。
妊娠37週に入ると、お腹の中の赤ちゃんは外の世界に出ても生きていけるくらいに成熟するようです。
妊娠37週0日〜妊娠41週6日を専門用語で「正期産」という。
子宮頸管縫縮術で頸管を縛った糸は、頃合いを見計らって抜糸します。
私の場合は正期産目前の36週5日に抜糸しました。
今回は縫縮糸抜糸の流れと痛み、その後の経過について書きました。
子宮頸管無力症と子宮頸管縫縮術
子宮頸管無力症とは
頸管無力症とは、妊娠中に赤ちゃんをしっかりと子宮の中に保持しておくための力が足りず、臨月を迎える前に子宮頸管が開いてきてしまう状態を指します。頸管とは子宮頸管のことを指し、子宮の入口部分のことです。通常、子宮頸管はしっかりと固く閉じていて、陣痛が始まるまで子宮内に赤ちゃんを留めています。
正確には、「妊娠16週以降に起きる習慣流産の原因のひとつと考えられていて、陣痛や性器出血のような症状がないのにもかかわらず、急に子宮頸管が開いてきてしまう状態」と、日本産婦人科学会が定義しています。日本での発生頻度は0.05~1%程度といわれており、妊娠20~22週前後にはっきりとした自覚症状なく発症することが多いとされています。
引用:メディカルノート
子宮頸管縫縮術とは
頸管無力症が疑われた、もしくは診断された場合に妊娠12週を過ぎてから実施されるものです。下半身に麻酔をしてから、子宮頸管を糸できつく縛ることで、物理的に子宮頸管が開いてくることを防ぎ、流産や早産を予防する目的で行われます。ただし、絨毛膜羊膜炎など子宮頸管や子宮内の感染が疑われる場合には、手術によって悪影響を与えてしまう可能性があるため、まずは感染症に対する治療が先に行われます。
手術を実施した後に経腟分娩を行う際は、子宮頸管を結んでいる糸を抜糸する必要があります。なお、子宮頸管縫縮術は有効性が明確にはなっておらず、流早産を減らすことができたという研究報告と、減らす効果はなかったという研究報告がどちらも存在し、結論が出ていない状況です。
引用:メディカルノート
縫縮糸抜糸の流れと、気になる痛み
経過の良い妊婦さんは、妊婦健診のときに行うようです。
私は週一で頸管長をチェックするため受診していたので、36週5日のタイミングで保険診察の際に抜糸しました。
具体的には、以下の流れ。
1.内診。
縫縮部分の確認。抜糸のために膣内に器具も入っていつもより長い時間かかったため不快度高い。鈍痛に思わず呻き声が漏れる。
2.抜糸。
パチンと糸を切った音がしたが、膣外に引き抜かれた実感はなかった(目をつぶって呼吸に集中していたため)。
3.消毒。
あまり覚えていない、痛みはそれほどでもなかったと思うがやはり不快。
痛みは、私の場合は思っていたより軽かったです。(冷や汗かくほど痛いと思ってた)
ただ無麻酔だし、先生や妊婦さんの痛みの感度にもよると思います。
あと、先生との関係性も大事かと。
この処置を初対面の先生にされたら怒りがわくと思いますw
抜糸後、超音波で頸管を確認。少し頸部がゆるんでるね〜とコメントをもらいました。
ちなみに、抜糸直前と直後の頸管長は8mm程度。それに加えてゆるみ始めている頸部。
もういつお産がきてもおかしくないな…と改めて思いました。
その日は健診ではなかったため、赤ちゃんのエコーも見ることなく帰宅。
抜糸後の経過。1週間経ってもお産の兆候なし。
その後、てっきりすぐにお産の兆候があるのかと思いましたが全くなく。
抜糸の翌週、37週の妊婦健診では子宮口が既に3cm開いており、赤ちゃんの頭もだいぶ下におりてきていると言われました。
健診の翌朝、定期的にお腹が張ったため受診しましたが、病院に着いたらなぜか張りもおさまり内診でもお産は進んでいないとの判断。結局帰宅しました(笑)
抜糸してからずーっと待ってるのですが、まだその気分ではないのでしょうか…。(早く出てきて)
おわりに
どうやら「縫縮糸の抜糸=すぐにお産が始まる」というわけではなさそうです。
こればかりは赤ちゃん次第。そのときを待つのみですね。
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