
1泊2日でヘルニコア治療を受けたレポ
※おことわり※
本記事は医療関係者ではない一般人が執筆したものであり、一個人の体験記に過ぎません。万が一この記事を参考にされる際は自己責任でお願いいたします。まずはお医者さんに相談しよう!
ヘルニコア治療を決めるまで
時は2022年11月下旬。
いつものように起床したしらたまの腰に激痛が走る!
ぎっくり腰かと思い、1週間ほど様子を見ながら過ごしていたものの、全く良くならず。
それどころか左脚の太もも裏が謎に痺れるようになってしまいました。
なんか変だなと思い、12月頭に1つ目の整形外科へ。
診断は「仙腸関節障害」(だったと思う)。
特に特効的な治療もなく、経過観察とのことだったのでブロック注射をしてもらいました。
ちなみに痛みはあんまり軽減されなかったことを覚えています。
で、12月中は耐えてたのですが、やっぱこんなに痛いの変では?と思ったのと、Twitterのヒョロワーに「同じような症状でヘルニアだった」と聞き……。
2023年1月下旬、脊椎専門外科を予約してMRIを撮ってもらい、見事に腰椎椎間板ヘルニアの診断がおりました。
このときは「あのヤブ医者が……」とイラッとしたのですが、今調べたら仙腸関節障害と腰椎椎間板ヘルニアって間違えられやすいらしい。
仕方ないので全てを許すことにしました。
このときに提案されたのが、ヘルニコア治療です。
超簡単に言うと、ヘルニコアという酵素を椎間板に注入して、髄核を小さくして飛び出したヘルニアをなくそう、みたいな治療です。
一応手術扱いですが、身も蓋もない言い方をすればぶっとい注射をするだけです。
低侵襲性手術(のはず)なので、病院によっては日帰り手術も可能です。しらたまが手術を受けた病院は1泊2日でしたが、それでも普通に手術するよりはよっぽど早いですね。
夢のような手術ではありますが、アレルギー反応の可能性があり、生涯で1回しか受けられないとかデメリットもあります。
詳しいことは自分で調べてください(丸投げ)。
ヘルニコア入院1日目(2/13)
3月に関東・中部大会を控えていましたが、練習時間含め回復が間に合うと判断したしらたまは、二つ返事でヘルニコア治療に挑むことを決意しました。
10:00
入院開始です。
受付へ申し出て、入院病棟へ案内していただきました。
病室に着いたら、持ってきた荷物の整理をしました。
持ってきたものは以下のとおり(のはず)です。入院のしおりに書いていたものをほぼそのまま持ってきました。
退院時の着替え(入院中は基本病衣)
室内履き
歯磨き道具
フェイスタオル
ティッシュ
コップ(飲用水とお湯は24時間使い放題)
筆記用具、印鑑
イヤホン
充電器
インスタントのスープやラテ
常備薬
母子手帳
財布とかスマホとか
pc
手術当日は入浴禁止だったので、入浴用品は持ってきてません。
その後、病衣に着替え体温チェックを行い、これまで受けた予防注射などの問診を終えて、ダラダラタイムに突入です。
ちなみに、予防注射の確認には母子手帳がめちゃくちゃ有効だったのでおすすめです。
看護師さんにも褒められました。
11:50
お昼ご飯です。美味しかった。

ご飯時には麦茶を貰えます。
13:00
ついに手術時間です。しらたま(ぬいぐるみ)に見送られながら徒歩で手術室に向かいます。

手術室に着いたら、自分で手術台に上がり、横になりました。もはや都合よく動くまな板の上の鯉状態です。
そのままレントゲン(だったと思う)で部位の確認をしながら、局所麻酔をします。だいぶ太い注射を刺すので、皮膚に対して麻酔をする形ですね。
ちょっと痛かったような気もしますが、大した痛みではなかったです。
麻酔が効いたら、ついにヘルニコアを注射します。
皮膚を貫いた感覚は何となくありましたが、局所麻酔が効いているので無敵です。
無敵だったと思っていました。
「はいじゃあ酵素入れていきますね〜」と注入が始まった途端、これまでに経験のない激痛。「痛いです!!!!!!」と主張し、一旦注入停止。
これを繰り返して、大体30分程度で手術は終了しました。めでたし。
ちなみになぜ痛みが起こるかというと、注入した酵素分、髄核の体積が一時的に増えて神経を圧迫するからです。
詳しくは自分で調べてください(丸投げ)。
手術後は車椅子で病室まで移動しました。
さすがに腰に違和感もあり、しばらくはベッドで安静にしてました。
13:30
術後、コルセットをつけ始めました。
コルセットは就寝時以外最低1ヶ月は着け続けるように指示がありました。
16:00
時間は正確には覚えてないのですが、回診がありました。
先生から「血栓症防ぐ意味でも安静にしすぎないで歩いてね」と言われ、正気かよと思いました。
痛すぎて無理だわい。日帰りできる人すごすぎる。1泊2日でよかった。
17:50
夜ご飯です。美味しかった。

横にpcが映り込んでますね。16時からの研究室のmtgに参加中でした(当時大学4年)。
看護師さんに「大変だね」って言われた気がする。
22:00
消灯。大学生がこの時間に寝られるわけがないのでスマホ見てました。
腰は未だ痛みがあり、結局この日はほぼベッドで横になってました。
ヘルニコア入院2日目(2/14)
6:00
起床時間。からの二度寝。
腰はまだ痛い。ヘルニアはそう甘くない。身に沁みました。
7:50
朝ごはん。美味しかった。

二度寝中に看護師さんが食事を持ってきてくれて平謝りでした。「寝られなくて……」とか話した気がする。
食べたあとは、退院に向け荷物の片付けをしました。
10:00
会計を済ませ、退院。
平日かつ午前中退院だったのでクレジットカードで支払いができて神でした。
その後の経過
退院当日
1日ほぼ動かず安静にしていました。というか痛みで必要以上に動けなかった。
2/15
痛みはあるもののだいぶ動けるようになり、コロナワクチン接種とバレンタインチョコの買い出しに行きました。
2/20〜
痛みが引き始めました。
2/20には研究室の掃除当番をこなし、2/21にはジャグリングの練習を再開しています(ハードな動きはしないような感じで)。
完全に痛みが引いたわけではなかったかと思いますが、日常生活動作が問題ない程度には回復しました。
2/27
診察でしたが特に問題なく、そのあと飲みに行きました。元気すぎて草。
3/11〜
関東大会(3/11)もコルセット着けながら普通に出たし、中部大会(3/19)はコルセットなしで出たんだっけ。忘れましたが問題なく出場できました。
このあたりではもう痛みもなくなってて快適に生活してたと思います。
3/22
USJに行きました。さすがにコルセットは着けてたと思います。
フライングダイナソー等絶叫系にも乗りましたが、特に痛みが出ることもなく楽しみました。
※先生には許可を貰ってました
3/27
ラスト通院でも特に問題なし。
ここでしらたまのヘルニコア治療は終わりを迎えました。
さいごに
サグラダファミリア並みに書けてなかった記事を完成させられて良かったです。心残りがひとつ消えました(なんの?)。
症状的な話をすると、2025年現在の今も全く問題なく生活しています。
これからヘルニコア治療を控えている人、ヘルニコア治療を考えている人の一助になれば嬉しいです。