50歳台後半 定年間際の転職活動日記 第2回 「希望年収って??」
こんにちわ。しらたけしです。
第1回では定年間際の転職に臨む上で「先ずは他人と比較しない事を努力してみたい」という事を発信させて頂きました。
第2回としては転職活動において「理由」や「経験、スキル、知識」と共に整理する重要要素として「希望年収」があります。
転職は自身の意思と責任において決めるので、本来は自身の経験、スキル、知識から「世の中での評価額」を知るべきですが、それを明らかにする明確な術はありませんので自分で決める必要があります。
私の場合、どうしようか?と考えても正解が出ませんでした。勿論、キャリアダウンを招く判断もしたくないですし、「成果=会社のストック×自己の能力」という事で言うと、今の年俸は「会社の購入した情報や設備、ソリューション、部下や関係メンバーというストックを使用して成果を上げている、という事になります。転職で会社が変わるという事はそのストックも異なる、という事です。
多分勝手知ったる自社と比して、転職先では自分出せる効果は大きく変わる(多分下がるであろう)と不安が大きくなりました。
よって、私はマネープランをしっかり確定させ「働いて稼ぐ必要があるのはいくらなのか?」から入る事にしました。
色々なマネープランシミュレーターもありますが、住宅ローン、税金、保険と細かく確認しなければなりません。退職金や年金もそうです。
そんな中、先ずは支出を把握する必要がありました。私が利用したシミュレーターは65歳まで「働く」前提でもっとも知りたい「60歳から65歳まで幾ら必要なのか?」を知るシミュレーターを探しきれませんでした。
よってマネープランを具体化精緻化する為にFPを探すことになりました。
FPは無料でお願いすると、ほとんどの方が「保険会社」や「信託銀行」「証券会社」から雇われており提案に偏りがありました。ようやく廉価で親切な独立系FPに辿り着くことが出来ました。
シミュレーション結果は78歳ぐらいで預貯金を使い果たす、という事になってしまいました。
少しでもその破綻を伸ばすには
「① 60歳から65歳まで働く。そして幾ら稼がなくてはならなのか?」
「② お金に仕事をさせる考え方で、至急性のない現金は投資に回す」という事になります。
ようやく①に関して、根拠のある数字を算出する事が出来、deadラインを定める事が出来また。やりがいとの両立においては私にとっては必要不可欠な情報となりました。
勿論、高ければ高い程良いし、そうなれば有難い限りですがdeadラインを知らないと話にならない、という事ですね。
②に関してはNISAに10年レンジで使わないお金を投資する事にしました。21%の税金控除は理屈抜きにメリットがある、との事です。
始めたらいきなり、世界的な株の乱高下が襲来しました。当然狼狽しましたがFPさんから以下の「ダルバー効果」という情報を予めインプット出来ていたの何とか動揺だけで済みました。
投資の基本は「長期」「分散」「積み立て」である事。投資の目的は先ずは「インフレへの自己防衛(我々の世代は給与だけで見ると「下がる」可能性が高い)」という現実があります。
悔い、かつ思うのは自身の若い時の不勉強です。もう時間を味方に付けられるか?はもうこの時点で限界があります。また、転職の際のキャリアに対する自己分析も、その準備や対策も若い時や過去、一切してきませんでした。後悔先に立たずなので「今、気づいて良かった」と考え直し、今からでもやれる事をやっていこう、と思いました。
ダルバー効果(Google検索)
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