行政職員のためのサービスデザイン入門プレイブック公開
2024.08.25更新
プレイブックについて
Service Design Network 日本支部では、昨年「行政と自治体のサービスデザイン」というタスクフォース(GOVSDTF)が立ち上がり、有志にて活動しています。
この活動の成果物である「行政職員のためのサービスデザイン入門プレイブック(ベータ版)」が公開されました。
このプレイブックは、
・体験分析編:市民の目線で行政サービスを体験し、どういった観点で分析するのか学ぶワーク
・サービス企画編:特定の利用者を想定して、あるべきサービスの姿を企画するためのワーク
で構成され、利用者中心(人間中心)のアプローチを、体験しながら理解するきっかけとして作成しました。
主に行政職員・自治体職員の方々向けに作成していますが、幅広い方に取り組みやすい内容かと思います。それぞれのワークで、ワークシートが用意しており、ファシリテーターがいなくてもワークできるように意識しています。
自治体DX全体手順書でも触れられているサービス設計12箇条では、「第1条 利用者のニーズから出発する」、「第3条 エンドツーエンドで考える」、「第5条 サービスはシンプルにする」、「第7条 利用者の日常体験に溶け込む」、「第10条 何度も繰り返す」、「第12条 システムでなくサービスを作る」等、サービスデザインでも重要視されている利用者中心(人間中心)のアプローチについて触れられています。
もし、このプレイブックが「利用者視点と共創によって、新しい価値を生み出すこと」のきっかけとなりましたら幸いです。よろしければ、お試しください!
※ CIOポータルでは、サービス設計12箇条がチェックリストとともに紹介されています。
使い方の一例
例えば、ワークシートをプリンタで印刷する他にも、画面キャプチャ → miroに貼り付けて、miroでワーク・・・という使い方もできます。
イベントについて
公開時期(2021.9.10)に、このプレイブックの公開記念イベントが開催されました。行政職員の方々をはじめ、多くの方々に参加いただきました。ありがとうございました。
また、Code for Japan Summit 2021にて、「行政サービスデザイン実践のためのプレイブックについて」というテーマで講演を行いました。講演の様子(YouTube)と記録(グラフィックレコーディング)が公開されています。
プレイブックの開発プロジェクトについて
参考情報
サービスデザインについて
行政とサービスデザインの関わりについて
利用者中心(人間中心)のデザインについて