【苦しかったことが、苦しくなくなる日】
4月から小3になった娘は、いわゆる「不登校」だったのですが
そこに至る経緯を聞くことは一度もありませんでした。
「ただ行かない。」
そう解釈するようにしていました。
病院でHSC(超敏感)という「診断」を受けたことを機に、情緒支援級を併設する小学校に転校することになり
つまり今週から新しい環境に入ったわけですが
初日。
お迎えに行ったら彼女は、想定以上に晴れやかな顔で、車に乗り込むなりとつぜん話し始めました。
それは、前の小学校で実はすごく傷ついたことがあったという、とあるエピソードについてでした。
ざっくり言うと
きつい年上女子の意地悪を、静かに浴びたという内容なわけですが。
<ほとんど唯一心を許していた、静かで穏やかな友人Sちゃんと2人で、児童クラブでの端で一緒に本を読んでいた時のことで
年上女子Hがやってくるなり
「ねえ、この子(私の娘)と離れなよ。この子のこと嫌いでしょ?嫌いって言いなよ。」
と友人に詰め寄り、友人Sちゃんは首を縦に振った、そして娘本人はダブルパンチをゲットしたという、そんな踏み絵っぽいエピソード>
そういえば、理由も言わずに部屋で泣いていたある日のことは私も覚えていて
理由を尋ねるも「絶対言いたくない」と布団にくるまってしばらく嗚咽してたなと思い出されました。
そんなことを、おととい
娘は、まるで他人のおもしろネタでも語るように、フツーに私に話しておりました。
どれだけ寄り添っても一度もアウトプットしなかったこと。
彼女が心の中で膨ましていたコワイ存在は、環境が変わったとたんに取り扱いが客観的になったのか。
(なんだこれ、「環境から身を引いたとたんに視点が変わるメンタル療法的」みたいな…!?)
―はたまた
最近「スカッとジャパン」にハマってるからか。
そしてオチとして2つ。
はじまったと思った学校は、来週からお休みに。
そしてもう1つ。
年上女子Hは
娘と同じタイミングで
転校していたことが判明。