「あげたい」プレゼントと「ほしい」プレゼント
「もらってうれしいプレゼント」と「あげてうれしいプレゼント」は違うというテーマ。
さらに、そのことが、お仕事を含めて対人関係に大いに関係するというお話。
『プレゼントには思いを込めたいもの。
相手のよろこぶ顔が見たいから。』
―でも、ふと思うわけである。
「もらう立場」になって考えた時、
「手放しでうれしかったプレゼント」と
「無意識に『リアクションしなきゃ』思ったプレゼント」
は、違ったというたしかな記憶。
えてして
「あげたいプレゼント」というのは
相手のリアクションをねらったサプライズ要素が盛り込まれがちで
しかしながら、それは「本当に相手が欲しいもの」とは違う、というわけである。
つまり、ここでの主役は相手ではなく自分。
これは受け売りだけど
プレゼントを選ぶときというのは「あげたときの相手のリアクション」を無意識に想定しているらしい。
もし本当に相手がよろこぶものをあげたいと思うなら
プレゼントを選ぶとき
「相手が誰もいない部屋でひとりでプレゼントを開けでたとしたらどういう表情になるか」で
より適切な(本当の意味で喜んでもらえる)ものをチョイスできるのだという。
(事実、アマゾンのギフトカードはうれしかったなあ。ニヤっとした。)
「思い入れがあるもの、心を込めたものの方が良い」
というのは案外こっちの身勝手でひとりよがりなケースも多い。
特別な関係性は別だけど。子どもや孫が一生懸命書いてくれた似顔絵とか。よっぽど相手が欲しがっているのを知っていたりだとか。
これは私自身の反省もかなり含まれるけれど
「プレゼントの押し売り」みたいなことってけっこうあったな、と過去を振り返って思うわけである。
ほんと、すみません。
そして、そのことってビジネスをはじめとした対人関係にもいえることで
最終的に
「相手がほんとうに求めるものを差し出してなんぼ」なのである。
そして
それが「思いやり」ということにもつながる。
という、一見
身もふたもないような
それでいて案外本質ついてるかもな、と思った話でした。