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「ユースワークのもり」宣言に向けた動向
白川の近況について昨年度まで8年間、名古屋市青少年交流プラザ(ユースクエア)で様々な年代の若者の育成・支援に取り組んできました。ここでの実践に一区切りを付け、今年度からはユースクエアの当時の指定管理者のひとつであったNPO法人子ども&まちネットの「研究員」として、引き続き子ども・若者に関する研究と実践に専念しています。
加えて、以前から会員として参加していた「ユースワーカー協議会」では、昨年7月
パルル/parlwrでご飯会やっていくよー!
月1でご飯会やっていきますその名も「ぺちゃパル(ぺちゃくちゃパルル)」。
個人的な居場所づくりの実践の一環で主宰しています!
名古屋新栄パルルで、月に1回、月末の休日にご飯会をやっていきます。
18:00くらいから、ゆるーく誰でも集まれる場にします。
出会ったり、話したり、食べたり、食べなかったり、飲んだり、居たり、誰かと待ち合わせたり、どんな風に居ても構いません。
持ち寄り歓迎!ですが、白
対人援助とコンパッション〜コンパッションと5つのエッジ・ステート(第1回)
ユースワーカーはじめ対人援助者の人々が大きく関心を寄せることに、「私は人とどう関わるか?」があるでしょう。
これは、熟達の道を辿れば辿るほど、単にスキルを身につければよいということではなく、「自らを見つめ、在り方を磨く」ことと不可分であることを痛感するようになります。
人間関係にも、作法があります。
その中でも「私」の存在をどう活かすか?ということは、何かを「する」「成す」よりもっと手前にあ
公設民営施設の変革における着眼点〜適応課題とシステムの全体最適(第3回)
第2回では「コンソーシアム組織×指定管理者制度」で管理・運営される施設の「縦横の構造的困難」に対処するために「組織開発」というアプローチを紹介しました。
しかし、なぜ組織開発が有効なのでしょうか?
それは「組織をよくすること=システムを編み直すこと」と読み替えることができるからです。
今回はそんなお話です。
それは技術的問題か?適応課題か?今一度「縦横の構造的困難」を確認しておきましょう。
一
公設民営施設の変革における着眼点〜組織開発とは(第2回)
第1回で「コンソーシアム組織×指定管理者制度」で運営される施設は、「市 VS 指定管理者」という「縦」の構造的困難と、「指定管理者同士のすり合わせ」という「横」の構造的困難の両方に対処することが宿命となることを述べました。
白川は、この困難をなんとかできないかと思う中で「組織開発(OD: Organization Development)」といわれるアプローチに着目し、その実践者(=組織開発プラ
きちんと終わるからまた始まる〜私のユースワーク実践
死者と生者が場を共にする意味「お葬式って悲しいし、ワケわかんない」
それが当時中学2年生だった白川少年の最初の体験でした。
「しかも!亡くなった人の目の前で!ご飯を!!食べるだなんて!」
お葬式は〈悲しい〉ことなのに、なんで親戚のおじさん達は楽しそうに食べ飲みしているんだろう。
〈悲しく〉ないの?どうでもいいの?その風景が自分にはショックでした。
それから十数年が経ち、今度は祖母の番がきま
プロフィール(作成中)
1985年生まれ。札幌育ち。
北海道教育大学岩見沢校卒業。南山大学大学院修了。
大学在学時、一方的な知識の伝達ではない教育について模索するため、冒険教育・環境教育・自然体験活動を始めとする「体験学習」に関心を抱く。
多様な人間が学び合う場づくりに憧れて、一時は社会教育・生涯教育分野の進出も考えるが、学習権を保障する教育へ貢献したいという想いもあり、公教育現場に携わることに。
大学卒業時は公立学校
公設民営施設の変革における着眼点〜「縦横」の構造的困難(第1回)
白川は、2015年から名古屋市青少年交流プラザ(愛称:ユースクエア)というところで働いています。
ここは名古屋市の社会教育の流れを引き受けた都市型の青少年教育施設であり、若者の居場所(=家でも学校・職場でもない都市の中の第三の居場所:サードプレイス)となるユースセンターでもあります。
「青少年教育施設」や「ユースセンター」とはどういう場所か、を語るのはまた別の機会に譲るとして、今回は組織変革の
都市には3つの場所がある〜サードプレイスについて
都市に住む人間は、生活を豊かに送るために「3つの場所」をもつことが重要といわれています。
1つ目は生活の基盤を成す「家(ファーストプレイス)」、2つ目は生産・労働の場である「職場(セカンドプレイス)」、そして3つ目が、ファーストプレイスとセカンドプレイスをつなぐ「サードプレイス」という場所です。
この考え方を提唱したのは、アメリカの社会学者であるレイ・オルデンバーグでした。
彼はサードプレイス