ゲムマ2021春反省会、そしてゲムマの立ち回り方について
どうもボドゲサークル「サムバディズペイン」のシラオサです。
ゲームマーケット2021春に出展した皆様お疲れさまでした。そして来場した皆様ありがとうございました。
ゲムマ2021春に出展した振り返りと3回目の出展でようやく分かった資本力のないサークルの立ち回り方について書きます。
ゲムマ2021春の感想
国際展示場開催について
まず最初に国際展示場で開催されたことについて触れたいと思います。自分はゲムマ2019秋と2020秋にしか出展したことがなかったので国際展示場開催は初めてでした。青海のほうが会場的に優れているなというのが率直な感想です。
国際展示場では導線がしっかり管理されていて企業ブースを通って一般出展ブースに至るというコースになっていました。サムバディズペインはイ19という端の方のブースで、開場してしばらくしないとお客さんは来なかったです。その点、感染対策で複数の入り口を用意した2020秋は地理的なブース位置のハズレが減っていたように思えます。まあ、入り口増やすとそれだけスタッフも増えますし、お客さん的にはハズレの入り口があったりもするのでこれは仕方ないですね。
ただゲムマが終わったあとの余韻は国際展示場のほうがあってよかったです。あとゲムマ中に面接があったのですが会議棟8階のスカイラウンジで無事に面接を受けることが出来ました。国際展示場開催で良かった~!
ティシュールについて
サムバディズペインは2020秋に引き続きティシュールの販売(配布)を行いました。新作は用意しませんでした。
ゲーム性についてはこちらの記事を御覧ください
まず結果から言うと総計で700個くらいのティシュールを販売及び無料配布しました。買ってくださった方、もらってくださった方ありがとうございます!
以下は販売に即してやったこと、やらなかったこと及びその理由と効果です
やったこと
・ブースを目立たせる
これは効果がありました。数あるサークルの中で目を引くためには絶対に必要なことだと思います。資本がないので旗やらなんやらを用意できないのですがドラッグストアで買ったティッシュが良い働きをしてくれました。異物ってどうしても目立ちますね。
・無料化
家に眠る大量のティシュールの在庫を一掃するために今回はティシュールを一人一つまで無料化しました。もちろん赤字ですし、これに関しては正直逆効果でした。秋は2個100円(花粉症の方は3個100円)で販売して600個程売り上げました。ちなみに今回は3個セット100円で販売してます。その差たったの100個...あれ!???無料にしたのに!???
ブースを見てもらえば分かる通り、でかでかと無料化を謳っていたのですが無料にしたことでお客さんの警戒心が爆上がりして近寄られなくなってしまいました。また面接があったのでスーツ姿だったのですが、それがより怪しさを醸し出してしまいました。
日本人はリテラシーがしっかりしていてタダより怖いものはないと教え込まれているんだなと実感しました。ちなみにお客さんには「怖くないよ」とお声がけしてました(さらに怪しい
ボドゲを無料にするのは気をつけましょう!
・洗練されたインスト
自分で洗練されたって言うんかい!って思われるかもしれませんがティシュールのインストはめちゃくちゃ簡潔でわかりやすいと自負しています。ポケットティッシュの裏側に収まるルールだからインストしやすいってこともありますが前回、今回とお客さんに対してインストしてきた量が膨大なのでエリート営業か?ってくらいしゃべれるようになりました。
やらなかったこと
・事前の告知
正直、ティシュールは開場してすぐにダッシュして買いに行くボドゲではないです。もっといいボドゲがたくさんあります。なので今回は告知なしで前を通った人だけでどれくらい売れるのかに挑戦しました。
もしゲーマーにウケると自信のあるボドゲを作れたなら一番頑張るべきなのはここですね。
他にもいろいろやってないことがありますが、どれも理由が「面倒くさい」なので割愛します!無料で配布すると釣り銭の準備がいらなくてめっちゃ楽だよ!
なんとなく分かった資本のないサークルの立ち回り方
三度目の出展でなんとなく分かってきた資本のないサークルの立ち回り方をまとめます。これは多く売りたい、多くの人に遊ばれたいというのが前提になっています。
そして何より大前提なのは面白いゲームを作るということです。面白そうなだけでクソゲーっていうのはかなり罪です。ギルティです。モチンハンです。僕も気をつけます。
ゲムマで買ってもらえるまでの流れ
1,お客さんの目にブースの目が入る
とにかく目立ちましょう。そして疑問を抱かせましょう。
ゲーム性やキャッチコピーをポスターにするのは危険だと思います。なぜならお客さんがゲームを理解した気になって素通りしてしまうからです。お客さんに「どういうこと!?」と思わせて足を止めることが大事だと思います。
2,お客さんが勇気を出して説明を聞きに来る
気になってるけど誰もいないブースに話を聞きに行くのはかなり心理的ハードルが高いと思います。
不思議なんですがカップルや女性のほうが勇気を出して話を聞いてくれることが多かったです。カップル狙いのゲームなんかはおすすめかもです。
3,他のお客さんがインストを後ろからこっそり聞く
だれか一人がブースの前にいれば、後ろからそれを聞く人たちが現れます。「インストお願いします」「これってどういうことですか」を言わなくて良いだけでお客さんはかなりブースに寄ってくれます
4,インストでゲーム性や面白さを伝える
ここでやっとゲーム性や面白さを伝えます。そしてお客さんが抱くであろう疑問をここでなるべく解消するのも大事だと思います。ティシュールの場合は普通のティッシュで遊べない?とかですね。
遊べます...
5,気に入ってくれたお客さんが買ってくれる
ゲームにも相性がありますのでこんだけインストしたの買ってくれない!ってことはしょっちゅうあります。気を落とさずにいきましょう。価格だったりサイズだったりも購入時のネックになりますね。
以上がティシュールを販売していてよく目にした流れなのですが、自分たちでどうにかできるのは1と4、そして2だと思いました。
松屋であれ
ボドゲ界の松屋を目指しましょう。吉野家やすき家は店員に話しかけないといけないけど、松屋は食券だから好きっていうくらいシャイな人たちがお客さんだと思う必要があります。
つまり「インストお願いします」「これってどういうことですか」をお客さんが言わなくて済むようにしようってことです。簡単なのは自分からお客さんに話しかけて提案することです。
無料にすればお客さんが多くきてくれると思ってましたが、無料にするだけではこの心理的ハードルの解決ができてませんでした。
そして自分が一番効果あるのではと思っているのは
サクラを雇う
です。
自分は雇ってないですけど、絶対に効果的だと思います。
ここで提案があります。
資本のないサークルで手を組んでサクラを共助する会をしませんか?
以上、ゲムマ2021春反省会、そしてゲムマの立ち回り方についてでした。