我流送り火
2024年8月8日、いわさきちひろが亡くなって50年が経つということを知り、私はあれこれ思い巡らせる事があり。私は1975年1月28日生まれ、私がいわさきちひろの絵に出会ったのは、姉が持っていた『窓ぎわのトットちゃん』の表紙にいたあのこげ茶色の帽子の女の子でした。それ以来、ご無沙汰していましたが好きな絵を巧くなりたくてイラストレーション講座を通信講座でやったりしていた頃かは定かではありませんが、いわさきちひろ関連の文庫本をてにいれ、夏休みにはちひろ美術館に行って『戦火のなかのこどもたち』の原画を見て、砂糖菓子のような色彩のイメージしかなかった私は衝撃を受け、絵のうまさ(着彩の巧み)に感動したことが懐かしい。子供の頃に私が生まれる前に亡くなっていたことを知った時、死生観,がおぼろげな私はひどく驚いた記憶があります。人は死んでも残るものはあるらしい。私に残すものはあるかは知りませんが、今は著名な人や知り合った人など亡き人を思い懐かしむ事で送り火もどきをしているのだろうかと思うのです。
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