自信がないから生きづらい

この世界を生きていると、周りの眩しさに圧倒されて、自分がとても小さな存在に感じることがあります。芸能界で生きる上で頂くお仕事やプライベートでの生活に全力を出しても、周囲の人々が持つ才能や努力が、自分には届かない遠い場所にあるように思える瞬間にあたると、自分が見つけた一つの星が、他の星々の輝きに埋もれてしまうかのような気がしていました。

私は今も、そうした光の中で自分の居場所を探して、迷いながら立ち尽くしている最中だと感じます。自信という言葉が、まるで遠い国の話のように思えて、どうしても手に届かないものでした。ですが、ある時気づいたことがあります。「自信は、周りと比べることで得られるものではなく、自分の心の中に静かに育っていくもの」ということです。これまで歩んできた道のりが、その一歩一歩が、確実に自信という名の光を灯してくれるのだと気付くことができました。

そして、自分を責めることをやめようと思いました。そうした感情を通して、より高い場所を目指す向上心が生まれたことなどに気付けたからです。周りがどれほど輝いていても、私たちそれぞれにはそれぞれの物語があり、その物語は唯一無二のものです。自分を信じることは簡単ではないけれど、その一歩一歩がやがて自分を支えてくれると信じています。

今、不安や迷いを感じている人が周りにいれば、その感情がいつか過去の自分を強くするための大切な一部だと、心に語りかけられる人になりたいと思います。私たちは皆、それぞれの光を持っていて、その光がどんなに小さくても、確かにその光は輝いているのです。

他の誰かの光が眩しく見える時こそ、自分の光もまた、誰かにとっての道しるべとなる日が必ず来ると信じています。こうした気持ちや発見を大切にし、これからも作詞を続けて、歌を通じて皆さんに想いを届けていきたいと思っています。届けられるような人になりたいと思います。