しらの

白埜 大学生

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曇り時々雨

こういう日の空は真っ白で、神様がうっかり青いテクスチャを反映し忘れたんじゃないかと疑う。たまに降る小雨は多分水漏れ。神様にもサボりたい日があるのだろう。

    • 水の透明さなんて忘れた ただ君だけを覚えている 憂鬱を知らない夏に 感情の吐き溜めをみせつけてやるんだ 中山寺の星下り、花合戦、枯れすすき 花火と銃声に違いなどあるものか

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        • 春とソメイヨシノ、風

          ソメイヨシノ。1年のうち、一週間もまともに最盛期を維持できないのにあれだけ愛されているのは何故だろう。春風に吹かれたあとは地面に花弁が散らかって、雨がそれをぐちゃぐちゃにする。どう考えても割にあってない。若葉が繁茂したと思えば秋には黄ばみ、落葉する。また地を汚す。その後は目も当てられない枝木だけのまま数ヶ月。そして春になる。 どう考えても手間がかかる。迷惑だ。雨の日に靴にまとわりつく花弁を思い出すだけで腹が立つ。私は、満開の桜が散りゆく瞬間だけが好きだ。どれだけ美しくあろう

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        曇り時々雨

        • 水の透明さなんて忘れた ただ君だけを覚えている 憂鬱を知らない夏に 感情の吐き溜めをみせつけてやるんだ 中山寺の星下り、花合戦、枯れすすき 花火と銃声に違いなどあるものか

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        • 春とソメイヨシノ、風

          コンビニの看板。信号機。標識。片手でも掴めるくらいのサイズ感でしか日常では目にしない。近づくと死角に消える。でも、見続けていれば、とてつもなく存在感を発している。落ちてきたら、ぺしゃんこだろう。見えてるもの以外のものを見ようとする前に、見えてるものを今一度よく見たほうがいい。

          コンビニの看板。信号機。標識。片手でも掴めるくらいのサイズ感でしか日常では目にしない。近づくと死角に消える。でも、見続けていれば、とてつもなく存在感を発している。落ちてきたら、ぺしゃんこだろう。見えてるもの以外のものを見ようとする前に、見えてるものを今一度よく見たほうがいい。

          ベース

          ベースを買ってから、少し時間が過ぎた。大学のテスト期間には、息抜きで軽く練習していた。1日集中して練習してはいない。見てるだけでも満たされてしまうのは、音楽を聴かせる側に向いていない証拠だろうか。まあ、ただ練習することは嫌ではない。太い弦を弾けば、他の余計な弦も主張してくる。指は全然動かない。8分音符連打とかいうおおよそ人には難しいのではないかと疑いたくなる譜面。何度繰り返してもばい〜ん、と煽られる。でも腹の底に響く低い音は心を穏やかにしてくれる気がする。音の反響が存在の輪郭

          ディズニーには人間を人間らしくするというコンセプトがあるらしい。人間本来の素晴らしさを謳う、人間賛歌。私はディズニーに行った時の人の変わり様が苦手だ。電車内で俯いてスマホを見てるのに、ディズニーの鉄道に乗ったら外を眺め、知らない人に手を振っている。人間らしさはどっちだろうね。

          ディズニーには人間を人間らしくするというコンセプトがあるらしい。人間本来の素晴らしさを謳う、人間賛歌。私はディズニーに行った時の人の変わり様が苦手だ。電車内で俯いてスマホを見てるのに、ディズニーの鉄道に乗ったら外を眺め、知らない人に手を振っている。人間らしさはどっちだろうね。

          やっぱり、冬晴れが嫌いだ。絶対に私を小馬鹿にしていると思う。

          やっぱり、冬晴れが嫌いだ。絶対に私を小馬鹿にしていると思う。

          ベースを買った

          セットで2万円しない程度のエレキベースに手を出した。なにか音楽という息苦しい分野で趣味が欲しかった。歌がとりあえず手を出してみるには一番安価だったがダメだった。よってベースに決定した。ギターという選択肢を選ばなかったのは相変わらず心に根づく反骨精神からだ。しかしながら音楽という世界では反骨精神が渦巻く人間は対してマイノリティにはならず、ベースのほうが志望が多い軽音もあるらしい。なんだそれ。みんなベースをやめろ。 とりあえず弾いてみる。ありえないくらい4弦が言うことを聞かない。

          ベースを買った

          人を唸らせる作品を読むのが好きだ。手軽に自分が崇高な思想を持っているかのように錯覚できるからだ。

          人を唸らせる作品を読むのが好きだ。手軽に自分が崇高な思想を持っているかのように錯覚できるからだ。

          純粋に好きという気持ちを発信する人間が理解できなくて不気味で苦手だ。 真っ直ぐな人間が真っ直ぐでいられるのは周りが歪んでくれているからだ。 何も知らず、考えずに生きている人を好きになれない。

          純粋に好きという気持ちを発信する人間が理解できなくて不気味で苦手だ。 真っ直ぐな人間が真っ直ぐでいられるのは周りが歪んでくれているからだ。 何も知らず、考えずに生きている人を好きになれない。

          教養教養教養

          Twitterママ 句読点改行等推敲なし ライブに行きたいのでヨルシカのファンクラブ入ったんだけど、そこでn-bunaのコラムをずっと最近読んでる それで気づいたのは物事の感想であったり創作したりするのにはやっぱり教養が根底に必要なんだなってこと これって小説とか漫画だけじゃなくて写真とか美術にもいえるな〜〜〜って思えて、なんと言うか、教養の有無でものの見方の引き出しが違いすぎるなって 多分、色んな歴史やら、文豪の作品、ひいては数学の公式とかに触れた後に撮った写真とか描いた

          教養教養教養

          変身

          フランツ・カフカの変身を読んだ ふせったーの感想ママ 推敲無し 死ぬの?って思った。本当に死んだ。 でも、普通に面白かった。 グレゴールは家族に閉じ込められて、虫けらの如くというかまあ真性の虫けらになったんだけどとりあえず、見殺し状態で死んだので普通にまずは可哀想って思った。 でもよくよく考えてみると、この家族はグレゴールに閉じ込められていたっていう感じもあると思った。 あまり描写はないけれど、グレゴールだけが稼ぎ手の時点でグレゴールに抗うのはあまり良い選択肢ではなくて。

          雲ひとつない青空

          冬の空が嫌いだ。ひどく澄んでいて、何も無くて、空虚なのに何故か澱みを晴らしてくれるような気がするから。もしくは、多くの人が好きだから。

          雲ひとつない青空

          世界

          赤ん坊だった。見える範囲が世界だった。 小学生になった。両手を広げたら世界が手に入った。 中学生になった。何も手に入らないことを知った。両手を広げるのをやめた。 高校生になった。何となくまた両手を広げた。世界の輪郭を掴んだ気がした。直ぐに感覚は消えた。 大学生になった。卒業するまでに私は世界をどのように認識するのだろうか。

          後書きを読んで

          小学生の時にn-bunaに初めて出会い、気づいたらヨルシカに変わり追いかけてきて、大学一年生の冬になった。ファンクラブに入った。ヨルシカのn-bunaやsuisのコラムを読んだ。なにも緩衝材を入れずに話せば、死にたくなった。私は、この四半世紀にも満たない人生の中でなにも考えてこなかったことに気づいた。それが理由だ。 私は自分を随分と高尚な人間だと認識を誤っていたらしい。n-bunaの歌詞を読み、suisの声を聴き、なんて文学的で感情的で皮肉的で人間らしくて素晴らしい楽曲だと思

          後書きを読んで