英語?話せなくても全然ダイジョウブ!(10年後の話)
今やもう、ビジネスをしている私たちにとって、言語の壁は存在しないといっていいだろう。
Google翻訳を代表するさまざまな翻訳ツールを利用することができ、多くの文献を母国語で読むことも可能な時代になった。
もちろん、英語や中国語といった言語を理解し、自在に操ることができる人材は、いまだに重宝されている。しかし、時代はさらに加速し、もはや言語をたくさん操れることには意味が無くなっていくだろう。
今日はそんな意見を下支えするサービスを紹介しようと思う。
今日紹介するのが、AIで仮想の人物を作成することができ、自由に喋らせることができるというもの。
Synthesiaというロンドンの会社が提供しているサービスだ。
同社のHPのトップにはこんな言葉が書かれている。
”Create your own AI video.
"(自分のAI動画を作ってみよう)
As easy as writing an email.”
(emailを書くのと同じくらい簡単にね)
正直、言葉だけだと何がなんだか理解することができないと思うので、実際に動画をみて欲しい。
AIが作成したプレゼンターを選択し、喋らせたいテキストを入力する。すると、ものの数分で動画が作成されるというものだ。
選択できる言語は全部で34種類。ちなみに、日本語も入っている。
実際に利用されている例もある。
以下の動画を見てほしい。
こちらはサッカー選手のベッカムがマラリアについて言及している動画だ。動画内では、ベッカムがさまざまな言語でマラリアについて訴えかけており、世界中の人がこの動画を見て、マラリアの脅威について知ることができる。
これも同社のエンジンが利用されているとのことだ。
多様化、ボーダーレスなんて言葉が叫ばれるようになって、久しい。
これからの時代に、企業が海外に行ってビジネスをすることなんて、当たり前になっていくのだと思う。冒頭でも触れたように、言語の壁は徐々に取り払われて行っている。
今回紹介したサービスを見ても、同様のことを思うだろう。
海外に商品紹介をしようと思ったときに、外国語が堪能な人をわざわざアサインする必要がなくなる。
日本語で作成した文章を翻訳ツールで外国語にし、それを同サービスで喋らせる。
それだけで、海外に自社サービスを知ってもらうことができてしまうのだ。
Instagramの投稿や広告にも利用されるだろう。
YouTubeの動画にも利用されるだろう。
もう、無理やり外国語を学ぶ必要がなくなった。
あとは、どれだけ母国語で自分の考えを伝えられるのかという、最も初歩的な部分を詰めていくだけで良さそうだな。
しらんけど。
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