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あんたんとこのサービス、みんなが使えるようにデザインしてるんか?

「多様性」なんて言葉がバズワードに使われるようになった現代。

言葉だけを見ると簡単なように思えるが、同調圧力の中で生まれ、育ってきた私たち日本人には本当に難しい概念だと感じる。

もちろん、アメリカは「自由の国」なんて言われ方をしているので、一定程度の多様性も認められてはいるが、先日の人種差別の話なんかを見ると、まだまだ世界的にも浸透しきっていない概念なんやろうなって感じるよな。

そもそも多様性っていうのは、普遍性があってこその考えで、普遍性を無しに「多様性が云々」っていうのは間違っていると思うから、「我々は皆同じ人間である」っていう道徳の原点みたいなところに一旦立ち帰ってから議論をすべきやなって思う。

さて、今日書こうと思ってるのは、そんな多様性にフォーカスしたサービス。

体に障害を持っている人や、知的な障害を持っている人を対象に、「そういった人たちと一緒にデジタルサービスを作っていきましょう」っていうコンセプトを持った海外の企業を紹介する。


Fabelとは

そういえば、関係ない話だが、昨日書いたnoteで取り上げたのは「Dabel」というサービスだったので、ちょっと似ているなってことだけ言うておく。笑

今日紹介するFabelは、障害を持った方が何不自由なくデジタルサービスを利用することができるように、プロトタイプを作成する段階でそういった人々の意見を取り入れていこうっていうことをしている企業でありサービス。

具体的に何をしているのかというと、プロトタイプを制作する段階で、障害を持った人々の意見を取り入れられるように、障害を持っている人々のプラットフォームを提供しているっていう感じ。

もちろん、その方々の中でのセグメントをとることもできる。

Fabelは何がいいのか?

Fabelを利用することで、企業が提供するデジタルサービスが、より多くの人に受け入れられるようになる。

例えば、サービスを制作し、ローンチしたとして、身体的な不自由を持っていない人が利用する分には問題がない場合はほとんどだが、そのサービスは四肢が不自由であったり、視覚的な障害を持っていらっしゃる方が利用することも往々にしてある。

もちろん、企業としては、より多くの人に利用していただきたいと考えている一方で、利用が制限されてしまうことがあるのだ。

そこで、Fabelを利用することで、あらかじめさまざまな問題を解消することができ、より多くの人に利用していただける可能性が広がるというわけ。

そして、最も重要な点としては、企業がデジタルサービスを制作するにあたって、障害を持った方々の意見を取り入れながら進めることができるという点である。

冒頭でも触れた多様性的な観点を、より多くの会社が唱えている一方で、提供しているサービスの多くでは、身体的な不自由を持ち合わせていない人に向けて制作されていることがある。

また、新たな雇用体系にも繋がることから、これからの社会ではとても必要な位置付けなサービスになると考えられるんよな。

多様性を考えると共に、まとめ

人が多様であることを求めるような社会は、間違っていると思っている。

それは、多様ではないからだ。多様性であることを求めている同質性が含まれてしまっているということ。

これは、ゲノム関係の事業をやられている高橋祥子さんがおっしゃっていたことにかなり近い。

しかし、多様性を求めている社会で、多様性を認めない行動をしていることも問題である。

本質的に重要なのは、強制せず、他人に深く干渉せず、他人の存在を認め、皆がハッピーに生きていられるということだ。

なんだか哲学的な内容になってしまったが、企業はより多くの人の意見を取り入れながら、事業を展開できたら、もっと多くの人を笑わせることができるようになるんちゃうかなってちょっと思ったよな。

しらんけど。

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