生きてるって
あいみょんの「生きていたんだな」という曲をよく聴くのだが、"生きるってなんだろう""精一杯生きる"ってどういうことだろうとよく思う。
私は精神科の閉鎖病棟に何度も入院している。最近は希死念慮で調子が悪いのを予知して入院しているが、そのまえは家族の前で飛び降りようとしたり夜中にいなくなろうとしたりで母親に警察を呼ばれ不本意にも警察署に連れて行かれて取調室のパイプ椅子で夜を明かすなんてこともあった。措置入院という形を取られたときはほんとうに苦しかった。病院の選択もできないし、刑務所の檻のなかみたいなコンクリートの硬い床の部屋に閉じ込められる。無機質で閉ざされた空間はむしろ精神疾患を悪化させそうな気もする。三日三晩泣き続けたあの日のことをあいみょんの「生きていたんだな」は思い出させる。誰かが自殺をしても大概身近な人じゃない限りは死んだんだ、で終わる。
電車の人身事故もそうだ。とある日の埼京線の人身事故でブルーシートにスマホを向け写真を撮る音がたくさん響いている光景を目の当たりにしたことがある。異様に思えたし、自ら死ぬってばかばかしいんだなとそのときは思った。大学1年生くらいの頃の話だからうつも患っていなかったし、ASDの自覚もなかった。
今やっと希死念慮が治まりつつあるが、ひどいときは半年スパンで入院するほど自殺企図も続いていた。その頃あいみょんのその曲に出会った。
家族がいくら死なないでよって懇願してもうるさい邪魔をするなって暴れて警察を呼ばれての繰り返しで悲惨な状況下にあったわけだが、私は今でもちょっと間違ったことはしてないと思っている節がある。入院はトラブルもあるから悔やんでもいるが、"死にたいという気持ちを抱き、死ぬための行動を取ったことの何が悪い"と思っている節がある。
"しょうがないじゃん、死にたかったんだから"
で済む話ではないのにそう思っているところがなんとも厄介というか。何というか。
解決の緒は見えてないが、生きているって楽しい素晴らしいまで行かなくてもいいからまあ淡々と生きていればいいやくらいになればいいや、と考えているのでこれからはそれを実行していきたい。