Typhoon YAGIが通り過ぎたハノイの惨状
nhkでも大々的に報じられていますが、一時スーパー台風にまで発達した台風3号、アジア名台風YAGI、ニッポン名台風11号が先週末にベトナム北部を襲い大きな被害を残していきました。
因みにYAGIは山羊/ヤギです。なんで山羊なのかわかりません。1号はタリム、2号はプラピルーンでした。意味不明のキワミです。
それはそれとして先週の木曜辺りから警察や市役所や気象庁からZALOにメッセージが届き、週末の外出は控えるよう呼びかけられました。
7日土曜日の朝から風雨が強まりそれぞれの家では戸締りをして山羊の襲来に備えました。
昼頃ハノイの東の港町ハイフォン付近上空に到達し、100km離れたハノイでも風雨が強まってきました。工事現場のシートが吹き飛ばされたりし始めました。
夕方にはあちこちで屋根やら何やらが吹き飛ばされ地面や建物に激突する音が響き渡りました。
ニュースの映像では窓が飛ばされた家もあったようですが我が家に関しては窓枠に隙間がたくさんあったのが幸い?してつまりは風圧を和らげガラス窓崩壊には至りませんでした。
19時にはアパートが停電するというので早々に寝ました。が、風で揺れて眠れませんでした。
そうこうしているうちに8日の朝になり7時頃には風も弱まりました。8時過ぎに雨も止んだのでランニングを兼ね外に出ました。同じような考えの人やとにかくバイクで走り回るべという人が大勢いて、しかも街路樹があちこちで倒れて道がふさがれていたので渋滞していました。
街路樹が倒れるのはワタシのハノイ生活では2度目の経験ですが前回10年くらい前と比べて遥かに多いように思いました。
とりあえずワタシは無事でしたが多くの人が亡くなったので真面目に書かなければなりません。
文字通り根こそぎ大木が倒れていました。意外と根が浅いようです。これじゃ倒れるわな、と。
場所によっては停電で街灯や信号が点いていません。倒木のないところでも道端には折れた枝や壊れて飛んできたものが散乱しています。
ハイフォン辺りではもっと被害が大きかったようです。日系の工場、ショッピングモールの人たちが復旧作業に駆けつけて行きました。早くもとの騒がしいハノイに戻ることを願うばかりです。