ベトナム 超ローカルフードの旅/ベトナム最北部Bac Ha地方の七色飯と豪華宴会料理
ベトナム北部の観光避暑地と言えばSapa/サパですが、でしたが、ここ5~6年の凄まじい乱開発で風景は一変しました。町なかはホテルや飲食店やカラオケ屋がドでかい電飾看板を掲げて客を呼び込んでいます。ニッポンの最盛期の温泉街みたいな感じ。
棚田を見渡す崖の上にはピカピカのホテルが林立して、それらの建物を見ないためにはそこに泊るしかないというパラドキシカルな状況となっています。
そのサパから以前は未開の地への日帰りバスツアーで行っていたのがBac Ha/バクハーです。
水牛まで売ってる日曜朝市とか独身男女のお見合い広場とか、素朴なイベントが現代シャカイに疲れ果てた外国人観光客の人気を集めていました。
先週末にそこのお祭りがあってシゴト絡みで呼ばれて行ってきました。ハノイから車で片道5時間の苦行です。
因みに10年前はSapaもBac Haも麓のLao Cai/ラオカイまで夜行列車で行き、駅から小型バスに乗り換えて行ってました。片道10時間くらい。2025年には空港もできます。
祭自体は観光シーズン到来の景気付けみたいなもので、メインイベントは農家で働いているお馬さん達のかけっこ。ケイバと呼ぶにはあまりにのどかな。
少数民族のモン族の皆さんがたくさん来てて、独自の色柄の民族衣装が溢れている光景は実に華やかです。
ここで紹介する料理は祭の前夜祭で食べたモノです。1,2,3/モッハイバーって、いい大人が掛け声かけて飲む声があちこちから湧き上がっていて、隣の席の人の声も聞こえない狂乱のルツボでした。
そんな中で食べた特筆すべきモノは七色おこわ。祝いモノです。実際に7色あるかどうかは、、基本の黄色のほか橙、赤、紫、青、緑?、黒、ですかね。
ほかの肉系のオカズが脂っ濃すぎて、ワタシはひたすらこれを食べていました。
おこわの右は若干薬草っぽくって独特な苦味のある野菜炒め、カラダにはいいだろうと思います。
同じテーブルにイベントでテレビのレポーターをしてたオジョーちゃんが座りましたが、この茎葉っぱしか食べませんでした。たゆまぬ努力。
肉系は豚足、水牛、鶏のほか馬肉が香草やニンニクと炒めて出ていました。馬だけにウマいんだけどワタシは競馬愛好家として馬肉は食べない主義でどうしたもんかと。
野菜は右上がウリみたいなもんでしょうか、よくわかりません。茹でた葉っぱと一緒に胡麻を付けて食べます。ほかに葉っぱ系スープとトマト味のスープ。凄いご馳走でした。
お酒はコメ系で薬草を溶かし込んだ自家製です。ミネラルウォーターのペットボトルがテーブルの上に載ってたので飲もうとしたら御チャケでした。それをちっちゃなお猪口でくいくい飲んで、握手して抱き合って、みたいな。
酔っ払ってもホテルに戻って寝るだけと思っていたら外で延々とカラオケ大会しててうるさいのなんの。結局眠ったのは12時頃でした。
そして翌朝も団体行動で、5時に起きて日曜市場を見て朝ソバを食べるという、ワタシにとって忍耐の週末はまだまだ続きます。