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ハノイ 裏道生活/Mai Hắc Đế通りの揚げ子ウナギスープ春雨屋の辺り


ここ半月ほどハノイは珍しくいい天気が続いていて、気温も朝は20℃、昼間は30℃前後で、走っても歩いてもほどほどに汗が出るくらいのキモチよさです。
でもすぐに暗く冷たくジメジメした長い冬が始まって4,5か月間じーっと耐えなきゃいけない。鍋と、道端で食べる熱いフォーだけがイキる楽しみみたいな。
 
きれいな青空の絵を描いておこうと思って今回選んだのはワタシの数少ないリピートソバ屋であるmiến lươnの店を中心にした交差点の風景。例によって特殊透視図法で正面と両側の風景を1枚に描いています。
先日の台風で何本か倒れたものの街路樹が5階建てのビルより高い。ハノイの風景は木が主役と言っても過言ではありますまい。
 
正面のmiến lươn屋の右側を抜ける道がMai Hắc Đế通りでハノイでも有名な飲食店街。この周辺だけでもソバ屋が5,6軒並んでいます。
絵の左側から右側に描いたのはそれに直行するTuệ Tĩnh通り。もう少し右のほうに進むとHóa Mã 通りに名前が変わります。道路の名前にしなきゃいけないエラい人がたくさんいるので細切れになるのです。オリンピックの聖火リレーみたい??
 
因みに今一番偉いヒトの名前が付いた道路はVõ Nguyên Giáp/ヴォ-ゲンザップ通りです。フランスからの独立戦争や対米戦争で活躍した将軍で10年前に102歳で亡くなりました。それでベトナム中の町のメイン道路にその名前が付けられました。
ハノイでは空港から市内に通じる高速道路がソレです。
 
話が逸れました。このソバ屋は小さな店で路上を含めても20席程度。それでいつも満席で食べ終わりそうな人がいると次の人がすぐ横に立ってプレッシャーをかけます。ベトナム人はみんな猫舌なので時間がかかります。
混雑があまりに酷いので最近Tuệ Tĩnh通りの反対側にも席ができました。絵の左端から2軒目。ワタシはそっちでは食べたことはなく味が同じかどうかはわかりません。
 
コロナで店内営業禁止の時にはここでTake awayしました。麺とスープを別々にパッキングしてくれて家でスープを少し温めて食べると店と同じ味。生き残る店はやることが違う。っていうかお客にウマいものを食べさせたいキモチがあればそういう工夫をするのは当然なんでしょう。
今となっては懐かしく思い出されます。

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