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ベトナム鍋図鑑/『旧市街の大規模店CHẢ CÁ THĂNG LONGで揚げ春巻き付きCha Ca』

ここでCha Caを描くのはもう3回目です。一般的な鍋とはスープがないという点で大きく異なり、しかもフライパンで供されるので鍋の定義からも外れそうなキワモノですが深く考えずに描いていきます。
 

チャーカー寺


この店は旧市街の西の際にある人気店でガイジン、ベトナム人入り乱れて賑わっています。お寺風の門を潜るといきなりテーブルが並ぶ屋外席で、欧米人の団体が一斉に食べていたりします。こりゃ予約なしだと無理か、と思ったら奥のほうはもっと広く建物内は2階まであり、外も建物の横に屋根付きで50席くらいあります。全部で200席以上はあるでしょうか。
これだけでかいと味のほうはどうなんだべ、と不安がよぎります。
 

門前の賑わい


座ったのは屋根付き屋外席。男子カップルの隣が空いていてスルッと座りました。筋肉系おニーさんと目が合ったのでニッコリ笑ったら爽やかな笑顔を返してくれました。💛
スタッフがすぐに来て注文を取ってくれます。それでメニューに英語写真付きであった揚げ春巻き付きチャーカーセットを発注。1人前176k.ドン≒1,050円なので観光地値段にしては安いです。
 
しばらくして半調理済みの魚が載ったフライパンが登場。反対隣のベトナム人を見たら内臓系のホルモンチャーカーだったのでセットメニュー以外にもいろいろあるんでしょう。
ディルの葉っぱは最初からテーブルに置いてあって様々な空気に触れていましたが、スタッフがフライパンに放り込む前におまじないをかけてかき回してくれました。
 
タレは魚醤系のヌォックチャムだけでしたが、最近ワタシは紫色の臭いヤツ、マムトムなしでは食べられないので追加発注しました。
火をつけるとすぐに食べごろになりブンをお椀に取り魚を載せピーナッツ、パクチー、唐辛子を振りかけてマムトムをスプーン一杯注いで食べ始めます。
 
魚が小振りですが下味が十分付いていてウマいっ。ディルがちょっと少な目。言えば追加してくれますが残すとよくないので腹八分目。
食べ終わるころに揚げ春巻きが登場。good timingでした。
 


この店の人気のヒミツは大型店にも拘らずサービスがそこそこいいことです。大勢のスタッフが常に動き回っていて何か追加を頼みたいと思えばすぐに目が合って聞いてくれます。
普通の店ではスタッフがお客と、特にガイジン客とは目を合わせなかったり、何か頼んでもジブンの担当じゃないみたいな感じでほかのスタッフと伝言ゲームが始まって、それで結局いくら待っても出てこなかったりします。
 
シャカイ主義国の首都でサービスという概念が浸透しつつある一方で国営系ホテルとか銀行では顎でアッチ、みたいにするのが未だに多い。それでも給料をもらえるので問題ないんでしょう。
ワタシはニッポンみたいなお客サマは神様的過剰サービスがいいとは思いません。カスタマーハラスメントの温床でしかない。飛行機のCAにしても文句言う客にやたら媚びたりして。
どちらかというと爬虫類系の子の金属的なサービスが好きです、って意味不明?

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