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傍のソバ・ハノイ編/魚フライ別皿の新型Bun Ca屋に美人おカミ

ハノイは秋真っ盛りです。朝晩は17,8℃、昼間は晴れれば30℃まで上がりますがハノイは滅多に晴れないのでせいぜい26,7℃です。
みんな早くもダウンジャケットを着始めました。オンナの子たちはブーツまで履いて。バイクに乗るのでそれくらい必要なんでしょう。
ワタシはまだTシャツに短パンなので貧しく見えます。
最近町に溢れている欧米人観光客も同様ですが、ヘソ出しどころじゃないあばら骨まで出した寸足らずのタンクトップとか、何考えてんだろ。
 
土曜の朝も肌寒かったので近所のBún Cá屋に行きました。深緑色の、肩に星の飾りがついた制服を着た人たちが昼休みにソバを食べに来たりして賑わっている店です。
つゆなしBánh đa Trộnもありましたが、家を出るときからBún Cáに決めていたので迷わずオーダーしました。
 

少し時間がかかって出てきたのを見て、どうしたんだろー、なぜなんだろーって思いました。Bún Cáなのに魚の揚げたのが載ってない。
きっとこの店はスープに魚のエッセンスを溶かし込んでるんだろうと思ってスダチを絞り、唐辛子を一欠け載せて食べ始めました。
するとすぐに別皿に盛られた魚フライ3ケと練り物のフライ、つまりは薩摩揚げのようなものが運ばれてきたのです。
 

こういうのはワタシのハノイ人生で初めてのことです。
ニッポンのラーメン屋でメンマや叉焼を別皿で出す店がありますが、しゃらくせえって思っていました。なんでわざわざそんなことするかなあ
ところがこの店ではこれを食べさせたかったのかとすぐにわかりました。魚が揚げたてでサクサクっ!
ほかの店はまとめて揚げた魚がガラスケースの中に積み上げられて、下のほうは潰れかかっていたりします。
 
スープには独特な味と食感の茎系野菜がたくさん入っています。スープ自体はあっさりしています。
魚フライをヌックマムのタレに付けて齧りながらソバをすするとちょうどいい味加減です。これはウマい。これで一杯45k.ドン≒270円は安い。
ここはソバのほかにChè/チェー/ハスの実などが入った餡蜜のようなデザートもあり、ソバを食べて餡蜜も食べてみたいな、新しいスタイルのソバ屋です。
 
おカミが若くてスレンダーでかなりの美人であったことも書かずにいられません。

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