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傍のソバ・ハノイ編/ブンチャー強化月間の第2週は路地裏の店

週末の朝昼兼用となると普通のソバでは物足りないのでこのところブンチャー屋に足がよく向きます。ブンチャーはわかりやすく言えば焼き肉つけ汁米ソバ。
ブンチャーでも旨い不味いはあって、肉の焼き具合とかつゆの甘しょっぱさ加減とか、葉っぱ類の使いまわしを考慮した上での新鮮さ度合など、比較すべき点はいくつかあります。
ただまあ星3つデスっ、みたいなことはなかなか言えないのである程度お客が入っていて、店の人が不愛想過ぎず、床または地面にごみが散乱していないくらいのことがワタシのいい店の基準です。
 
ブンチャーは肉を焼く煙がハゲしいので換気不要の屋外調理が基本です。歩いていて遠くに煙が見えたらそこがブンチャー屋。
この店は屋根のかかった路地店で旧市街の北東の大通りから入ったすぐのところにありました。Luong Ngoc Quyen通り番地不詳です。
飲み物の道端店と言ってもオバサンが魔法瓶のお茶を一杯5k.ドンで売る長閑な空間があり、その横で別のオバサンがブンチャー屋をやっている感じです。
 

飲み物オバサンが全体を仕切っていて席に着くとお茶はいらないかって聞くのでビールって応えたら春巻きも勧められてツマミ代わりに食べました。
春巻きは別のオヂサンが奥の調理場で作っているらしくて若干時間がかかりましたが旨いっ。
ブンチャーと揚げ春巻き1個とビールで75k.ドン≒450円は安いんだけど、円に換算すると高く感じられる。円安ドン高で物価レベルがかなり近付きました。
 
ちなみについ最近までハノイの物価は日本の1/3くらいでした。13年前は1/5。タクシーは今でも1/3くらい。人件費も同様です。ソバ、コーヒーは1/2より高い。ニッポン料理店はニッポンより高くて不●い。
ホテルはこの前の京都のホテルが激安で明らかにニッポンのほうが安いので、ベトナム人の間でも今すぐニッポンに行かなきゃ、みたいな雰囲気はじわじわ広がっています。
 
ソバは量がほどほどでササっと食べ終わりました。そうしたら横で食べていたニーサンが替え玉、じゃなくてブンのお代わりと肉入りのつゆまで追加してもらって、んー、食べようと思えば食べられたな、と思いつつ席を立ち旧市街の人ごみのなかに紛れていったのでした。


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