ホテル絵日記/Pullman Saigon Centre
このホテルの前、ニンゲンで言えば前世は、場末感漂う、地下に怪しげなカラオケとマッサージのある、ハノイで言えばFホテルみたいなところでした。
接待で連れて行かれたことがありますが、あまり思い出したくないココロの傷。もう嫌っ。
場所がそういう一帯で、それは今も変わりません。
10年前に建て替えられて、今風のガラス張り、ランダムルーバーの建物になりました。運営も替わってフランスのAです。
Aのブランドとしては5スターと言ってもSofitelの下。ビジネス系のシティーホテルという位置付けですが、場所柄ニッポン風に言えばラブホテル、ベトナム語ではニャーギー的な使い方も多いだろうという想定で、インテリアはロマンチックエロチック。
田町に最近Pullman Tokyoがオープンしましたが、雰囲気は似ています。
百聞は一見に如かず、ということで、ずいぶん前に出張で泊まりました。
風呂が部屋の真ん中にあり、上半身だけ壁に隠れて見えないようになっていて、下半身はあーら丸出し、っていう部屋があると聞いてそれを予約しましたが、よっぽど空いていたのかアップグレードしてくれちゃって、建物の先端の、広いワリにヘンな形で足の踏み場もない部屋に泊まることになりました。
ま、一人だったんで下半身とか見えても仕方ないし。
因みにその部屋はこんな感じ。斜めの壁というか仕切というか、があって、浴槽に浸かるとベッドのカレ氏と視線が合うようになっています。
泊った部屋はバスルームが窓に面していて、Webの写真ではこんな感じ。
これがハッキリ言って大問題で、Planを見ていただければ一目瞭然ですが上の階のテレビの裏辺りから丸見えです。写真で言えば左上から。見てください、みたいな。
もちろんジブンも上の階から丸見え。誰も見たくないだろうけど。
風呂やシャワーから外の景色が見えるのはキモチいいのでこういうのは悪くないと思うけど、ほかの部屋から見えないように作らなきゃクレームになります。気を付けましょう。
ほかは特にありません。机がなかったかな。ワタシはホテルでは必ず机を使うので若干困りました。床に這いつくばって絵を描いたり。
絵の右上の角の丸いのは机じゃなく柱です。ガラス張りの場合、部屋の中に柱がドカーンと出てきます。
ガラス張りの建物のホテルってよくありますが、中に入ると内側に壁を張って開放感がまるでなくなっているのが多いと思います。実際機能面でガラス張りじゃ困ることが多いから。
それがここはまあよく言えば開放感抜群でキモチよさは感じられます。
やっぱり使い勝手としてはラブホテルでしょうか。
ガラスは熱線反射でいわゆるミラーだから、照明消せば外からは見えなくなるし、朝の爽やかな光の中で~。。
岸田サトシのセカイ。モーニンモーニン、きみのあさーだよーー
因みにワタシはラブホテルを少子化対策のための非常に重要な都市要素だと思っています。保育所とともに。
厚生労働省の支援が望まれます。話が逸れました。
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