ハノイ制服図鑑/VietJetは真っ赤なサンダル履き
VietJetはベトナム航空業界で飛ぶ鳥を落とす勢いのLCCです。
会長がワタシから見れば若いオジョーで、いろんなところが選ぶ世界の若手起業家とか、女性経営者とかで常に上位に選ばれています。
ベトナムで成功するからには有力者との太い人脈、長年培われた血筋、息継ぎをせずに延々と喋り続ける話術など、いろいろな面で高い能力を持ったヒトだと思います。
これまでに新路線開設記念の第1便とか、サッカー代表チーム慰労特別機とかで水着CAサービスを展開し、その都度計算づくで政府から厳重注意を受けたりもしています。
その結果としての知名度アップで2007年創業のカイシャとしては異例のスピード成長を遂げ、今や国営Vietnam Airlinesに迫る勢いです。
国内線の便数ではこっちの方が多いかもしれません。なにしろダナン~ホーチミン便など同時刻2便運航体制とか、かなり斬新なことをやっています。
結果として、ワタシの個人的感覚としては60%以上の便が機材のやりくりでもたついて大幅遅延して、VietdelayedJetなどと揶揄される事態となっています。ニッポン便もあるので乗るときは要注意です。
制服は会長の趣味のセカイです。
上は真っ赤なポロシャツに、下はタータンチェックの、キャロットと呼ぶほど膨らみのない半ズボン。
靴は先日ワタシが乗ったときは踵が露出した真っ赤なサンダルでした。
それにチェックのバスガイド風帽子を被って、一言で言えば緩ガーリー系。
それもよく見るとシャツの袖の4つボタンのディテールとか、半ズボンのオヤヂ風ダブルタックとか、細かなデザインが至るところに施されています。
最初にこれを見たときは衝撃的でしたが今は慣れました。そろそろ新しいデザインに替わる時期だと勝手に思っています。
オトコは黒のナイロン系ズボンに赤いラインが控えめに入ったモノ。オトコは黒子という位置付けが鮮明です。
不愛想でツンデレ系が多いという評価も一部にありますが、それはベトナムでは普通のことなので当たっていません。