Izakayaの夜/ニッポン編 阪急梅田駅 海鮮居酒屋海幸丸 百番の感涙刺身盛合せ
既に半月以上前のことですがニッポンで食べたものを描きました。ヒマだからではなく俗世から逃避するために何かに集中したいからです。
ワタシはハノイに住んでいてニッポン料理店に行きたいと思うことはありません。値段ほどウマくないので。月に1,2度シゴト絡みで行くか、あとはちょっと変なラーメンを食べに行くくらいです。たまにニッポンに帰った時に食べたいものを食べます。
ここは帰国してバスで梅田駅に着いてニッポン時間16時頃に朝昼夜兼用で入った居酒屋です。
地味な外観に惹かれました。厨房にも何人かいるんでしょうがオヂサン一人で過不足ないサービスをしてくれました。
お通しって言うんでしょうか、頼んでないのに出てきたのは鶏肉の南蛮揚げ。ベトナムでは食べられない。ワタシ、この酸っぱしょっぱいのが好きです。因みにベトナムでも料理名にNam Vang/ナンバンが付くものがありカンボジア風、みたいな意味です。
刺身は2人なので2切れずつの各種盛合せ。何の魚かわからずとも分厚さにタマゲル。鱧の天ぷらはたまげなかったけどサクサクふっくら。〆で食べた明太子ご飯の明太子の立派さにまたタマゲ、きゅうりの漬物すらもホンモノ感に溢れていました。
ハノイでたまに食べるニッポン料理は一体何なのかと思いつつ堪能しました。この違いは素材だけではないでしょう。
因みにハノイでは今Omakaseというのが流行っていて、シェフの顔写真を張り出してオマカセコースメニューを出すのが一流、みたいな風潮があります。
要は定食を順番に出すだけですが形だけ真似て中身を伴わないいつものアレだろうと思いつつ一度試してみたいキモチもあります。ブンカが国境を越えてどう変わっていくのか、その辺りに興味があります。
ちょうど盆休みでビジネス街は閑散として、この店のある高架下の食堂街も一部は休みで選択肢は限られましたが、さすがに16時は観光客にも飲み始めるには早いみたいでゆっくりできました。
ビールも3杯飲んでふらふらになって阪急電車で座って帰りました。朝はニッポン時間の2時起きだったので多少眠くて気が付いたら家の近くでした。
ニッポンで食べて描いておきたいと思ったのがあと一つあるので次回描きます。