私とLive2Dの出会い
こんにちは。
前回の『はじめまして』記事がとても反応が良くてびっくりした
白沢飾音でございます!
前回の記事を見てくださった方ありがとうございます!
まだ見ていない方は是非見ていただけますと嬉しいです!
↓ 前回の記事はこちらから
さて、今回は当時あまり知名度が無かったLive2Dとなぜ出会ったのか?
『私とLive2Dの出会い』をお話させていただけたらと思います。
Live2Dを知ったきっかけ
今はとても知名度があるLive2Dですが、当時10年前はあまり有名ではなく、
友人や業界の方に話しても「何それ?」という反応が多かった記憶があります。
学校帰り、とある日に、ふと「何か面白い技術を発見したい」という思いから最寄り駅の書店で色々と専門書を見て回っていました。
しかし、何も見つからず休憩していた時にAppStoreで
たまたま偶然「HibikiDokei」というアプリを発見しました。
このアプリはとてもシンプルで画面上にいるキャラクター(響ちゃん)が
動く時計アプリでした。
が、傾きセンサーを利用したLive2Dモデルがホログラム風に動いていてシンプルながらも私個人的にかなり衝撃を受けたアプリで
「これは絶対に将来売れる技術だ!」
と直感で感じ、そして確信しました。
Live2Dを初めて触った
「な、なんだこの技術は!?」と衝撃を受けているとアプリの下に「powered by Live2D」という文字が記載されていたので、家に帰ってからLive2Dについてあれこれ調べてみました。
公式ページにLive2Dソフトが公開されていたので、
ダウンロードし自分が描いたキャラクターを動かして見よう!と思い、「Live2D Vector」をインストールして触ってみました。
これが、私が最初にLive2Dを触ったきっかけです...!
しかし、昔からLive2Dを触っている方ならお気づきかもしれませんが、
当時、私がインストールしたのは「Live2D Vector」で、
現在主流となっている「Live2D Cubism」ではありませんでした。
実は「Live2D Cubism」は当時一般のユーザーには公開されていなかったソフトでした。
「Live2D Vector」と「Live2D Cubism」の違いについては、
詳しくは触れませんが、おおまかに
「Live2D Cubism」は皆さんが現在使用しているソフトで、ラスターデータをそのまま取り込んで使えるLive2D。
「Live2D Vector」はベクター方式なので線画や塗りをソフトウェア上で描画してあげる必要があるLive2D。(当時はVectorが主流でした。)
そんなことも知らず、アプリのように動くキャラクターを作りたい一心で「Live2D Vector」を使用し、自分のイラストをベクターデータにトレスして...というのを頑張っていました。
しかし、夢は叶わず........挫折しました...(笑)
あのアプリは「Live2D Cubism」を使用して制作していたので、まあ当たり前といえばそうなのかもしれませんね。
そして、その後...
もっとLive2Dのことを知りたい私は、
大学の入学が決まってアルバイトを考えていたということもあり、コンビニアルバイトを蹴り、Live2Dを制作している会社の(旧社名は言及していいか分からないので伏せておきます)公式ページの募集要項を確認しました。
そもそも、そういった制作会社は、アルバイト、ましてや学生なんて採用していないだろう...という半諦め気味で確認しにいったところ...
「アルバイト 学生可」の文字が!
もうこれは「受けるしかない!」と思った私は即メールを送りました。
それから、どれだけ時間が経ったか覚えていませんが、
後日高校の帰りにそのまま友人とカラオケに行き、その最中、Live2D社から面接の連絡が来ました。
......思わずその場でガッツポーズをしました!その場面はいまだに覚えています(笑)
面接には、社長とデザイナーの方(いまだに交流があります)の2人が出席。色々とお話させていただいたところ採用通知が来て入社した経緯があります。
そして、Live2D社のアシスタントデザイナーになったわけです。
危機感との戦い
憧れの仕事をすることになった反面、そもそも社会経験もなく、制作経験が浅いということに危機感を覚えるように。
アシスタントという肩書ではありますが、それに甘えたくない!という気持ちがあり、めちゃくちゃ焦りました。
仕事が終わり帰ってからもアニメやゲームを見て、深夜まで研究する生活をしていました。
Live2Dに適した表現、技法、改善など、自分でも想像を絶するような勉強を重ね技術を磨いているうちに、
ある日「これ、自分が目指していた仕事なのでは...?」と。
そして、その後そのまま正式にデザイナーとなり働かせていただくことになりました。
ここまでが、Live2Dを知ったきっかけから、Live2Dデザイナーとして
働くようになった私のエピソードになります。
最後に
今回は、10年前まで大きく振り返ってお話させていただきました。
それからについては、次回『私とLive2Dのそれから』でお話したいと思います。
今回も見ていただきありがとうございました!
ぜひフォロー&スキを押していただけると大変うれしいです!
何かご質問などございましたらお気軽にコメントいただけますと幸いでございます。
それでは次回またお会いしましょう!