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【アイディアをお金に変える。】東濃ひのき製品流通協同組合の大島さんインタビュー!

皆さんこんにちは!
白川ワークドット協同組合の山田です。
ワークドット組合員をご紹介する企画、第5弾。
今回は、『東濃ひのき製品流通協同組合』です。
参事の大島さんにお話しをお伺いします!

大島和之さん。東濃ひのき製品流通の組合参事を務めている。

ーそれでは大島さんよろしくお願いいたします。
大島さん)よろしくお願いします。

ー東濃ひのき製品流通協同組合(以下、東濃ひのき)のお仕事について教えてください。
大)遊具や木柵、杭といった製品の製造、木質廃棄物の再資源化、建築用材をはじめとした製品の取り扱いをしています。

ー製品の製造や活用が多いんですね。
大)木材産業って聞くと、一般的には山に入って木を切るのがメインっていうイメージになるけど、実際には、山で切った木をどうやってお金に変えていくのかが重要なんです。

ー伐採も仕事の一つだけど、メインはその資材たちをどう活用してお金にするのか、ということですね。
大)今、岐阜県に限らず日本の山っていうのは、戦後に植えた植林が成長して、伐採期を迎えているんです。その木を使う時代がきていますので、その資材をお金に変えるのがうちの組合の仕事になっています。

ー採った資材をお金に変える、難しいことだと思いますがやりがいもありそうですね!
大島さんの感じる、東濃ひのきの仕事の面白さってどこですか?

大)企画した製品を目指して作っていく過程の中で、いろんな判断をしていくことになるので、その辺を考えながらやっていくのが面白い所です。
どうお金に変えていくかっていう難しさはありますが、自分のアイディア1つで色んな商品が作れるという楽しさがありますね。

ー1から考えて形にできた時、達成感が凄くありそうですね。
大)答えがない中で自分なりに考えて製品をつくっていく中で、お客様から特別な難しい注文がきたり、そういったことに対応していくのが僕にとって非常にやりがいのある仕事になっています。


木材の確認をしている大島さん。見た目が悪い木材も強度にはほとんど影響ないため、
積極的に使用するのがコンセプト。

ー東濃ひのきの課題や、今後に向けての取り組みがあったら教えて下さい。
大)やっぱり高齢化かな。この業界に限らず、日本の色んな産業が高齢化で若い人材が中々育たないんだよね。
それで、なんでだろうって自分なりに考えてみたんだけど、これからは仕事を簡素化することが必要なのかなって。

ー簡素化ですか。
大)そうそう。こういう仕事って、覚えることも多いから、せっかく技術が板についてきたと思ったら辞めていっちゃう人も多いんだよね。
だから、もう少し仕事を簡素化して、簡単にしながら利益を出せるような仕組みを考えてあげないと人はこないかなって。
産業としても成り立たないと思うし。

ー簡素化することによって、覚えることも減るでしょうし先程仰っていた、資材をお金に変えることに注力できますね。
大)職人さんの技術だったり、今までの流れっていうのもたしかにあって、それも大事なんだけどね。だけど、若い子たちには、全く違う観点からこれからの木材産業っていうのを、僕達では考えられないような所で発展させてくれると凄くいいかなって思います。

ー若い人の斬新な切り口や発想に期待したいですね!
大)口で言うのは簡単なんだけどね。中々難しいとは思います。
今、うちでは建築資材がメインなんだけど、これが若い人たちの観点や発想次第では、建築資材じゃないもので木材が使われるようになっているかもしれないよね。
その辺は、これから下の世代の人たちが色んな情報をキャッチして進んでもらえるといいなって思います。

ー今ある木材産業とはまた別の形で発展していくといいですね…!
最後に、大島さんの今後の目標についてお聞かせください!

大)ここ白川町っていう所は、元々林業の町であり、建築の町でもあって、山から出してきた木を町内で使っていけるということが昔からできている地域なんです。
これって岐阜県を見渡しても、ものすごい白川町の強みになってるんじゃないかなと思います。なので、その部分をこれからも活かしていけるように、また、サポートしていけるように組合として取り組んでいきたいなと思っています。

ー木材産業の難しさと課題、そして楽しさがとても伝わってきました。
大島さん、ありがとうございました!


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