ボクはなにに怒っているんだ
ボクはなにを壊しているんだ
目覚まし時計
ワイングラス
花瓶にカップ&ソーサを割ったなら
この刃
どこへ向ければきがすむのだろう
ボクはなにに悩んでいるんだ
ボクはなにに叫んでいるんだ
作文用紙
日記帳
思い出のアルバムを引き裂いたなら
この刃
ボク自身へ向ければきがすむのかな
ほら、早く動脈をキレ
一階から
夕餉のいいにおいが漂ってくるまえに
ほら
What am I angry at?
What am I destroying?
I
しろいお薬
ひとつ飲んで
効いてくるのを
じっとまつ
布団のなかで
まるくなって
しゃんとなるのを
じっとまつ
朝のひかりが
ガラスの窓から
わたしの部屋にもさしこんで
子どもらが学校へゆき
電車がとおり
車が走る
わたしだけおいてけぼり
朝のひかりに
おいてけぼり
A white pill,
I take one,
And patiently wait
For it to take effect.
Curled up in my futon,
I patient
会いたいよ
ただ会いたいよ
雨ふってるけど
会いたいよ
電車おくれてるけど
会いたいよ
あなた結婚しちゃってるけど
ただボクは会いたい
あなたに会いたいよ
ダメなんだ
他の人じゃダメなんだ
あなたに会いにいきたいよ
それが不可能なら
一ミリでも近く
あなたに近い場所で
ボクは死んでもいいですか?
I want to see you,
I just want to see you.
Even though it's raining,
I want to se
きみはアーティスト
だれがなんといっても
アーティスト
雨がふって
風がふいて
いつか
壊れてなくなるけれど
はじめからおわりまで
石だったのと
ちょっとのあいだ
石像だったのとでは
石の雰囲気がちがうのよ
You are an artist
No matter what anyone says
An artist
Even if it rains
Even if the wind blows
Someday,
It will break and disappear
だいきらいを
100ぺんいう
あんたの顔を見て
100ぺんいう
こころにきめて
ふとんのなかで
れんしゅうもして
いざ ほんばん
いつも
本屋さんのすみに
かくれてるあんたが
ずかんコーナーにいて
めんくらう
あんたも
めんくらってる
きのう けんかしたから
だいきらいを
100ぺんいう
あんたの顔を見て
100ぺんいうかわりに
それ、おもしろい?
ときいていた
I’ll say "I hate you"
A hundred times,
Looking at y
ボクは緑にあっとうされる
その生命力に
その存在感に
ちっぽけなボクはあっとうされる
土をつきやぶり根底をはり
空にむかい胸をはる
より集まってなお一本の木であり
一本の木でありなお山であり
ボクはいつも
緑にあっとうされる
そのどうしようもないほどの力のかたまりに
I am overwhelmed by the green,
By its vitality,
By its presence.
My tiny self is overwhelmed.
Break
愛しい人と
歩いた土地に
花が無くても
風が吹いても
雨が降っても
ただ
幸せだった
In the land
I walked with my beloved
Even without flowers
Even with the wind blowing
Even with the rain falling
I was just Happy
#詩 #恋 #言霊さん #言霊屋