鹿児島の土産に限定焼酎はいかが?
蔵人です。
いよいよゴールデンウィークに突入します。
鹿児島に旅行となると、なかなかの「旅」といえるでしょうか?
本土最南端、鹿児島についた時に見える、おいどんど~んとした桜島。
この圧倒的な存在感と田舎感丸出しの鹿児島弁に「旅」感高まること請け合いです。
一度は訪れてほしい鹿児島。食の質とお手頃さは全国随一だと思います。
さて、旅といえばお土産です。
鹿児島の芋焼酎は、一昔前まではお土産的な要素のつよいものでした。
しかし、20年ほど前に起こった第3次焼酎ブームで芋焼酎はあっとゆうまに日本列島を北上し、定番銘柄はもはや全国津々浦々どこでもいきわたってしまいました。
芋焼酎の蔵元にとっては僥倖だったわけですが、鹿児島の地元の酒屋さんはもはや特産品として販売することが難しくなってしまいました。
これまでお世話になっといて、人気が出たからと地元の酒屋さんをないがしろにするわけにはいかない…。
というわけで、鹿児島限定発売の焼酎を造ってはどうかということになり、できた芋焼酎が
「かいもしょちゅ」です。
■クサイクサイというけれど、芋臭いって!?
「むかしの芋焼酎は芋臭かったけど、そんな焼酎ないの?」
とよく言われますが、これは製造場の清潔さが足りないことや原料芋の質が良くなかったこと、原酒の管理が悪く油分が酸化されてしまったことによる「不良臭」が原因なので、昔ながらの焼酎を復刻させたくても造り手としてはこれらの臭いは避けたいというのが本音です。
それでやってみたのが、香味を濃くするために蒸留でアルコールを含んでいるところをすべて取り込むという方法でした。
蒸留は初垂れ、本垂れ、末垂れと工程が進むにつれ、アルコール度数がだんだん落ちてきます。
末垂れの部分は油っぽい香りや芋の皮のような苦みを多く含み、後の原酒管理が難しくなるため、通常はアルコール度数が10%程度になったら蒸留をやめます。
昔の杜氏はアルコールの収得量が力量を表すといわれ、蒸留時に少しでもアルコールを回収するために末垂れまでしっかり取り切っていたようです。
末垂れを多く含んだ焼酎はかなりクセのある重たい酒質になります。
(実際はアルコールの収得量は蒸留以前の問題で、蒸留をのばしてもさほど上がりません)
これも「昔の芋焼酎は~」の一つの要因であったことから、この蒸留方法を再現してみたのですが、ここに当社の「磨き芋仕込み」が活きました。
■磨き芋仕込みの神髄!
当社の芋焼酎の酒質は芋の皮を磨き落とす工程がある(磨き芋)ことで全体的に雑味の少ない傾向になります。
そのため、末垂れ部分まで取り込んでも濃い味ながら嫌味やくどさの少ない原酒にすることができます。
芋の皮と身の間には焼酎が芋らしくなる成分が多く含まれます。
皮を取り除くことは賛否両論ありますが、この製法で造る時にはその利点が十分発揮されます。
この原酒をブレンドし、濃い味に仕上げたのが「かいもしょちゅ」なのです。
いろいろな香味が幅となり、飲みごたえのある酒質となっています。
お土産だけでなく、県内の芋焼酎玄人にも多数愛飲者がいらっしゃいますが、ネイティブカゴシマンからは「しょちゅ」は「しょつ」やろがと熱いご指導を賜っております。
独特のお国言葉を活字に表すのは難しいんです…。
では不肖ながら、かいもしょちゅの説明を鹿児島弁でやってみましょう。
皆さまよい休日をお過ごしください。たまには肝臓も休ませてあげてね。
note編集担当より
今回で和っていい話も7回目。
話題の「かいもしょちゅ」ですが鹿児島に来れなくても、ネットで買えます。これで鹿児島気分を味わってもらえたらうれしいです。
他にもいくつか鹿児島限定!出してるので探してみてくださいね。
こちらから!↓
https://ishiguranet.jp/view/item/000000000116?category_page_id=ct4
だいぶ蔵人さんの絵のクオリティも上がってきてますが
1枚目の「オイドンは存在した」の画像、元ネタわかります?
・・・・・
藤岡弘、の探検隊シリーズですって!!!
いや、ネタが難しい!!!!(笑)
ただでさえ今放送してないのに…。
分からない人は「藤岡弘 探検隊シリーズ」でググってみてね。
てか、ちょいちょい出てくる鹿児島弁!!!
分からんわ!!!!(笑)
鹿児島の人間でさえ、わからないのにこのnoteを見てくれているみなさんはもっとわからんでしょ!!!!
と、心の中で愛を持って派手にツッコミながら今回のnoteを締めくくりたいと思います。
特に最後の「ちけもん」。
わかります?
分からないですよね?
わかったかたはコメント欄で教えてください。
では良いゴールデンウィークを!