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ジオサイト【立岩とオカムイ岩】
立岩を見て、あれ?ちょっと太った?写真、はみ出るよ~と思っていたのですが、いつも見ている方向と違う方から見ていたので太ったように見えたんですね。
残念ながら、いつもの写真が探しても見当たりませんでした。また機会があれば、写真を撮ってきますね。
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この立岩には、伝説が残っています。
昔、笛が上手な若者がいて、笛の練習をしていたそうです。その音色を近くにある笛滝の女神が気に入り、もっと上手になるようにと、若者に笛の神の術を伝授すると、若者も嬉しくなって、毎日のように笛を奏でていました。
その若者には、恋人がいたのですが、笛滝の女神に夢中になり笛を吹き始めてから、恋人とは会うこともなくなったそうです。それを悲観した恋人は、海に身を投じたのです。
そのことを知った若者は、あの世に立った恋人を思い、毎日恋人を思い笛を吹いているうちに、岩になってしまった。それが、立岩だと言われています。
悲しい伝説ですね。
続いては、オカムイ岩です。
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一部、海に伸びている岩があります。
この左側の岩が、オカムイ岩と呼ばれている岩です。
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岩の上に祠が立っています。実は、この岩にも伝説が残っているんですよ。
ある嵐の夜、地元の人が家の窓から外の様子を見ていると、沖合いから光の玉が飛んできて、岸辺に落ちたそうです。翌朝、光の玉が落ちたところを見に行くと、今までなかった岩が転がっていたそうです。そして、この年からニシンの大漁が続いたので「オカムイ岩」として祀ったと言われています。
オカムイはカムイのことで、アイヌ語で「神」という意味だそうです。
オカムイ岩の下には、グリーンタフ(緑色凝灰岩)を見ることができます。
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このグリーンタフを教えてもらったとき、まったく意味が分かりませんでした。緑色の凝灰岩と言われても?????
ようやく今は分かるようになりましたが(笑)
とってもキレイな色をしています。
オカムイ岩を見て終了です。
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立岩、あまり大きく感じませんが、こうやって見ると結構大きいのが分かります。
奥の壁になっているところは、海成段丘になります。
この辺は、岩館地区というのですが、確かに岩の上に人々が住んでいます。地震がきても余り揺れないところです。
八峰町の集落の名前は、昔はこんな場所だったんだろうな?と想像がつきやすい地名が多いですよ。
それでは、この辺で!
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