
人生の意味って、なんだろう?
「なんでこの仕事を選んだんですか?」
お客さまから時々聞かれます。
会社員を10年以上やっていた私が、なぜ整体の仕事を選んで、どうやって今に至ったのか?
興味がある方は、前に書いたこちらの記事をご覧ください。
今日書きたいと思ったのは私の細い経歴ではなく、「人生の意味って、なんだろう?」ということです。
会社員をしていた頃の私は、いつも仕事のことが頭から離れず、夜は憂さ晴らしのためにお酒を飲んで、また翌朝には仕事に行く。そんな日々の繰り返しでした。
頭の中は過去(後悔)と未来(心配)を行ったり来たり。
「自分の居場所はここじゃない」と、ずっと思いながら日々を過ごしていました。
「1日のほとんどの時間を我慢して、給料をもらうためだけに僕は生きているんだろうか?」
「人生の意味って、なんだろう?」
30代の半ばでそんなことを思い始めて、「自分を生きること」を求め出したら今の自分になりました。
「何のために生きているんだろう?」
その答えが、今ならわかります。
私が生きているのは、過去でも未来でもない「今ここ」です。
人生の意味とは、その「今ここ」を生きること。
生きていたら、色んな「イベント」が目の前にやってきます。
「イベント」は、何の変哲もない出来事だったり、人やモノとの出会い、何らかのチャンス、時には嬉しくない病気やトラブルのこともあります。
それらが回転寿司のように、毎日毎日、目の前にどんどこどんどこ流れて来ます(そう、未来とは、自分が想像したり必死に努力して作り上げるものではなく、向こうから勝手にやって来るものなんです)。
日々目の前に流れて来るイベントを、「今ここ」にちゃんと足を着けて受け容れ、イベントの一つ一つを自分の心と対話しながら正直に対応する。
この時に感情が「焦り」や「怖れ」や「不安」や「悲しみ」などで大きく揺れていると、対応や選択にブレが生じますので、あくまでも気持ちはニュートラルに。逆に、高揚し過ぎている時も要注意ですね。
レーンにどんなお寿司が流れて来ても、心の奥底には「安心」を持って、正直に対応する。
そうしていたら、自分の対応に相応しい結果が生まれます。
予想もしていなかった、おもしろい展開になることもあります。
もちろん逆も然りです。
時にはハラハラドキドキすることもあります。
「大丈夫やろか?」と、不安になることもあります。
でも、そういう時こそ「これはただの人生ゲームや」と開き直って、心の奥底では安心して「今ここ」に在り続ける。
「今ここ」を安心して生きて、目の前にやってきたことに正直に対応する。
私は今日もそういう風に生きています。