謝罪→感謝→恩送りという順序を知る
最高の料理にこそ
緻密で正確な手順があるように
人が感謝を感じられる心を作るにはプロセスがある
このプロセスについての発見は
2、3年前の和食屋のカウンターでのこと
日本酒を呑みながら友人の経営者に
「なぜあの社員は自分が至らないのに
謝ることができないんだろう」
という主旨の相談を受けたときだった。
自分の非を認めたくないから
次々にまわりを悪者に創りかえていき
責める側にいることで勝者の顔をする
悪者にした人たちとうまくいくわけないので
こういう思考パターンは
四面楚歌で居場所がなくなるわけです
謝罪というものは、
わからなかったことがわかった成長の証でもある。
成長なき停滞は撤退を生むもので
結局その社員は謝ることができずに
そこよりもランクが低い会社へ転職していった。
【謝ることができないのは、感謝が足りないから】
そう言われたら、なんとなく「そうかも」と
納得してもらえるかもしれない。
その心は、漢字に秘められている
「謝」ることを「感」じられてこそ「感謝」なのだ
ということは、
感謝・ありがとうの前には
「ごめんなさい」があるはずだと私は仮説を立て
楽しくお酒を進めた。
それから、これは実は飲みの席でする話よりも
もっと深い話なのかもしれないと思い
個人的に今もずっと掘り下げている。
根底のキーワードは【罪悪感】なのだが
ここはまた機会があれば分析結果を伝えたい。
そんな話を今朝、
clubhouseにてお話しさせていただいた。
きっかけは、クラブハウス界の
クラしべ長者こと下間都代子さん。
ここ数日、ルームゲストとしてひっぱりだこ!
阪急梅田駅の声の人、大人気のナレーターさんだ
彼女との出会いは人気ルーム【耳ビジ】で
拙著をご紹介いただいたことに始まる
ご本人が公表しているので言ってしまうと
その後、都代子さんは
私のカウンセリングを受けてくださり
心理セラピーで心の解放が大成功し、
自分を責める原点を見事に払拭された。
そんなご縁の都代子さん。
今朝はNHKアナウンサーの村上信夫さんのルーム
【ことば湯】でご自身のお話をされていた。
自分史を客観的に話され、とても惹き込まれた。
データによると
日本人の9割が自分の声を嫌いだという
私も録音した自分の声はなぜか好きになれない。
そんな自分楽器から出る音色を
良いものだと思えない人が大多数のなか、
声がお仕事だなんて、もともとの資質があったとしても随分と鍛えて磨いてこられたことだろう。
声の成長を阻むのは主観なのではないだろうか
自分の伸び悩んだ経験からそう思う
若い頃、ローカル番組だったが
芸能レポーターの井上公造氏のゴシップ番組の
ナレーションをしていた過去がある。
深夜、テレビから流れてくる自分のナレーションが
下手すぎて嫌すぎて滅入ってしまったことは
色鮮やかに思い出せる黒歴史だ
そんな気持ちだけはすぐ思い出せるもので、
ネガティブなことで結ばれた感情と記憶の紐は
片結びでなかなかほどけないものだ。
だからこそ
七色の声を持つ都代子さんに対して尊敬しかない。
きっと、ものすごくがんばった人だから。
お話しされる内容もご自身の体験した出来事ながら
時々、主観を外してしゃべる部分があり
私もその気持ちわかると多くの人の共感を呼んでいた。
そこから素敵な時間が終わり
リスナーを迎えてのなごやかなトークタイムへ
そこで私は「なかなかありがとうが言えない」
というようなお話と出会った
その後が自分の番だったので
感情には順序があるよと解説させていただいた。
「ありがとうと素直に言える人は
ごめんなさいが言える人です。
実は、ありがとうとごめんなさいは感謝という漢字で
わかるようにコインの裏表といいますか
どちらか片方では存在できないような関係なのです」
たとえば、これまでの過去に
頑固で
わからずやで
至らずに
相手のことがわからなかった。
誤解した。
失望した。
怒りが爆発した。
傷ついた。
なんてことが誰にでもあると思うんですね。
それは子どもの頃、親に対してかもしれないし
初めての恋愛で
どうしていいかわからなかった時かもしれないし
今でもやってるかもしれない。
このときにお世話になったり迷惑をかけた人に
「ごめんなさい」ができると
「有り難い」が見えてきます
頑固な私に教えてくれた
わからずやの私を叱ってくれた
あなたも譲れなかっただろうに譲ってくれた
至らないとこがあったのに許してくれた
必ずわかると信じてくれた
このようにごめんなさいの理由を
自分の中で浮かべてみると不思議なのですが
頑固な私に教えてくれて
わからずやの私を叱ってくれて
あなたも譲れなかっただろうに譲ってくれて
至らないとこがあったのに許してくれて
必ずわかると信じてくれて
ごめんなさいと同時に
「ありがとう」が湧いてきませんか?
「ごめんなさいに気づくと
ありがたいことだとわかる」
このことをお話しすると、
じっと聴いておられた 村上信夫さんが
「ごめんなさい。
ありがとう。
ここに、おかげさまを足して三拍子にしたいね」と
素晴らしい提案をしてくださった。
本当にその通りで
周りの人に対する感情が変わっていくと愛が増える。
自然と「おかげさまで」という精神で
人に接することができ、
最終的にそれが次の人へのバトンを送ることになる
解説を入れたので長くなったが
時間にするとこのやりとりはほんの2、3分だったはず。
言葉をずっとお仕事にされてきた方の視点は
やはり愛に溢れていました。
コインの裏表が、三方よしとなった瞬間。
このやりとりに痺れました!
都代子さんからのご縁で
私もこの【ことば湯】のゲストとして
お招きいただけることになりました。
少し先ですが、12月18日土曜の朝9時から
クラブハウスにて
温泉につかっているかのごとくすっぽんぽんで
お話しさせていただきたいと思います
ぜひ覗きに来てください(笑)風呂だけに
音声SNSだからでしょうか
人と人との繋がるスピードがとても速く
おかげさまで良い人とばかりつながります
あなたがもしクラブハウスをやっていないなら
数年後、後悔するかもしれません!?
2月にスタートしたサービスですから
まだまだ間に合いますよ。
そうそう、明日!面白いことが起こります!!
出版に興味がある方はぜひお越しください
https://www.clubhouse.com/event/xo20ag9l
私は司会進行のお手伝いをさせていただきます
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