ひらつか囲碁まつり
皆様こんばんは。
大分間が空いてしまいました。
本日は第27回湘南ひらつか囲碁まつりが開催されました。
商店街にずらっと碁盤が並ぶ姿は、何度見ても壮観ですね。
天候にも恵まれ、参加者の皆様と楽しい時間を過ごすことができました。
また、今回は6年ぶりに懇親会も開催され、違った形でも棋士と囲碁ファンの方々が触れ合うことができました。
最高の1日でしたね。
なお、指導碁以外にも様々なイベントが用意されています。
ぜひ来年もお気軽にご参加ください。
さて、今回は指導碁で面白い形ができたのでご紹介したいと思います。
指導碁の2回目は、キャンセルなどもあって割り当てが乱れがちです。
私の担当面数が極端に少なくなり、他の棋士のヘルプに行ったのですが、判断ミスで張瑞傑六段だけ沢山打つことになってしまいました😅
指導碁を受けた方は嬉しかったかと思いますが、張さんにお詫び申し上げます。
若くても合計8面×2はハードです。
さて、ここまで他の棋士が対局していましたが、黒△と打たれた場面で私が担当になりました。
よって他の部分は覚えていませんが、大事なのは右上一帯です。
白1とつなぐしかなく、黒2も良い頑張りです。
しかし、白3と切られてどうするか?
これが今回のテーマです。
黒1、3と取るのは素直な手ですが、白6と打たれて黒×が助かりません。
右上白がまだ生きていなかったことを考えると、できればもうちょっと頑張りたいところですね。
切ると上辺黒に負担がかかるので、単に黒1と打つのが正解の第一歩です。
ただし、この後黒AやBと打つのではまだまだ苦労が続きます。
防戦一方では良いことがありません。
ですが、白にも弱点があるため手筋を放つチャンスです。
黒△のツケ!
これが正解です。
狙い自体は非常に単純で、黒×の間を最短距離でつなげようということですね。
白Aと出る手は心配ですが・・・。
白1と出られても、黒2と切って反撃することができます。
黒6まで、どちらかの白を取れる形になりました。
この後白が抵抗するとすればこのような進行ですが、やはり黒Aによる5子取り、黒Bによる3子取りが見合いで白が困っています。
いかがでしたか?
実戦でこのように打てたら、確実に高段者以上という難易度になるでしょう。
しかし、この手筋の格好良さは棋力にかかわらず伝わるのではないでしょうか。
「こんな手を打てるようになりたい!」という気持ちは上達のためにとても大切なので、今回ご紹介してみました。
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