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新潟のソウル煮物、私の実家の「のっぺ」のレシピ

新潟の郷土料理を調べるとかなりの確率でヒットする「のっぺ」
全国各地に「のっぺい汁」というものがあり、一緒にされがちですが、違います。「のっぺい」ではなく「のっぺ」です。そして汁物ではなく煮物です。

さて、今年はちょうど材料があったのでのっぺを作ってみました。
おせち料理に使う材料でできるので、お正月の今、作ってみたい方、是非作ってみてください。実際に私はおせちの残っていた食材があったので買物に行かずに作ることができました。

ちなみに、のっぺに入れる材料は同じ新潟県でもエリアで全然違います。

以前、上越に取材で行ったときに頂いたのっぺがあまりにも私の食べてるのっぺと違っていて驚きました。それ以来、のっぺを出すときはどこのエリアののっぺかしっかり記載しております。結構論争が起こりがちなので...(ご当地料理あるある)

私の実家ののっぺは出汁に干し貝柱を入れます。鶏肉は入れません。
マスト材料は「里芋」です。里芋のぬめりを楽しむ煮物ですので。

熱々でいただくこともありますが、のっぺは「冷やし」で頂くこともあります。
いくらを最後に入れて、半煮えの状態で頂くのもポイントです。
良く写真で綺麗ないくらが上に乗っているものありますが、これはお正月や法事のときなどの特別な日のものという感じがします。

貝柱と椎茸を前日にもどしておけば、材料を切って5分ほど煮るだけです。

母は「のっぺなんか材料切ってしまえばじょっさねて~」(訳「のっぺは材料を切ってしまえばすぐできる」)といいます。
ほんとにすぐできます。びっくりするくらい簡単です。


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