向かう先に。
1月7日。20時を回った梅田のハービスプラザ。
土曜日の夜の喫茶店なんてほぼ誰もいない。
僕は座席を指定で案内されたのに、
どうして後で入ってきた女の人はお好きな席に座って良いの?ねぇ?
睡眠不足が著しい。
とても眠いのだけど、
ベッドに入っても中々寝付けない。
寝つきの悪さはもともとで、
中学生になって自分の部屋を持ってからというもの
自己管理などできずに
遅刻、寝坊の常習犯となっていた。
どこでも寝れる、すぐに眠れる人は羨ましかったりする。
いよいよ、ちゃんと寝ないと疲れが取れない。
脳が働いてくれないのはキツい。
人生の半分以上を睡眠の質の悪さに振り回されている。
もう慣れっこではあるのだけど。
去年はとても良い一年だったから
今年はもっと良い一年にするのだ。
毎日毎日、だらしない自分のケツを叩いて
「やることやれ」と念じながら
身体を動かす。
何事も手を付けるまでは本当にめんどくさいのだけど、
アクセルを踏むその一瞬の「えいや!」さえうまくいけば、
あとは意外と自動運転になってくれたりする。
スマホがうるさいので
電源を切ったりする。
通知がなくなるだけで
割となんでもスムーズにことは運ぶ。
あぁそうか、おれの脳はこんなにもスマホに乗っ取られていたのかと思う。
Z世代の子たちに
無加工の写真のアプリが流行ってるらしい。
映え疲れという現象が起こっているのだそう。
すごいわかるわ。
時代感なのかな。
というか、
世界が繋がりすぎて、あれもこれも見えてしまって疲れちゃうよな。
知りたくないことは知らなくてもいいのかもしれない。
そう考えると、
適度な情報量だった2000年代が良く思える。
いやぁ、懐古主義みたいなのは良くないとは思う。
けれど、何事もほどほどが良いんだよ。
昭和の価値観みたく24時間は戦えないし、
かと言って、生産性生産性って言って無駄を排除し続ける社会にも疑問はある。
ちょうど良いって、どれくらいなんだろうね。
とにかく眠いのだけれど、
所用でおれはこれから東へ向かう。
3列シートの夜行バス。
ほんのり贅沢しちゃったね。
ちょうど良い贅沢だ。
ちょうど良いのが一番好きだ。
好きなものと好きなことに囲まれていたい。
囲まれ過ぎないくらいの範疇で、
好きなものに囲まれていたい。
さ、そろそろこの身体も電源をオフにするよ。
追記、
バスに乗る前に飲み物を買うのを忘れたので、ちょうど良いレベルの不安に苛まれているよ。
こういうこともあるから、ちゃんと睡眠取った方が良いんだよ。
じゃあの。