オタクがダサい理由
オタクのイメージといえば、上の写真に示す通りである。
一般にアイドルに色々貢いでおカネがないからだと思われがちだが、実際こんな感じの人たちを見かけると、チェックのシャツにしろ、デニムにしろ、けっこう質の良いモノを着ている。これが買えるなら、安い量販店で清潔感のある服を買い、1000円カットで散髪してもらえば、推しから好印象を得られるのに…と思うのだが、着てるものから、喋り方から、所作に至るまで概ねダサい。
だとすれば、彼らはわざとそうしてるのだと考えれば説明がつく。
極論を持ってくれば分かりやすい。いくらアイドルがイケメン好きでも、客席全員が福山雅治みたいだったら場は盛り上がらないし、アイドルのパフォーマンスも上がらない。ダサいヤツを演じてる男たちが声援を送ってるからこそアイドルは女王様気分でパフォーマンスに打ち込むことが出来るのである。実際その人らと話してみると、お堅いうちの会社の連中より遥かにマジメだなと思うことも少なからずある。
アイドルオタクの個性はハタから見るよりかなりの多様性がある。
なので、わざわざ自らがカネをかけてダサくなろうとせずともそれなりに馴染むことは出来るが、今回の私が拠点を離れるきっかけになったのは、誰のせいでもないイレギュラーであった。写真に軸足を置く私は今後もアキバにお世話になるので、色々振り返りながらもじっくり観察していきたい。